並のリーダーは「必要性」を説く。凄いリーダーは「望み」を説く

どうも組織が停滞している感じがする…
新たな挑戦をしたいが組織が動かない…

今日の記事では、そんな時に組織に何が起きているか?そして、リーダーは何をすれば良いか?…そんなことを考えました。

組織が動き出すメカニズム

組織は一気には変わりません。
まずは、好奇心旺盛、感性豊かなイノベーターが動きます。
iPhoneが日本に上陸した時に、1週間も前から並んでいたようなヤツらね。

イノベーターの行動が多数派に伝播すればムーブメントになります。
そして、多数派はイノベーターの様子を観察して、安全で得だと判断した時に動きます。

iPhoneで言えば、iPhoneの初期ユーザーに多数派が「それって不具合ない?」と聞いて安全だと分かり広がっていきました。

つまりイノベーターが動かないと多数派は動かないのです。

そして、イノベーターは必要性よりも、文字通り「革新的なこと」「自分の人生に意義があると思う事」で動きます。

だから優れたリーダーは意義を伝え、聞いた人の心を動かすのが上手なのです。

では、どうすれば相手の心に響く言葉が出るのでしょうか?
それは自分の心が動いているからです。
心を込めて話している時って、理屈を超えて伝わりますよね?

なので、リーダーは自分の心が動いていないと組織には伝播しないのです。

実践と経験から生まれた「この瞬間を創りたい」という思い

リーダー自身が自分の心が動くためには、実践と経験が欠かせないと考えています。
教科書で勉強した経営理念では伝わらない。

例えば、僕は、思いが伝わった瞬間に何度も立ち会ってきました。
製造から販売までおこなっている老舗家具店の事例をご紹介します。

僕が研修でお邪魔した時に、社長のお母様が忘れられない思い出を語ってくれました。
ある日、お店に80代後半の女性が来られ、家具を買いたいとおっしゃいました。
しかし、お母様は不思議に思うことがあったのです。

その家具は非常に高価で100年以上も使えるもの、その女性が買ったとして、あと何年使えるのだろうか?と思ったのです。

お母様の不思議そうな顔を見て察した女性は言いました。

「私は、この家具が欲しくて今までがんばって働いてお金を貯めてきました。私にとって、その時間、買うまでの長い時間も、この家具と一緒にいた時間なんです」

感動しました。
社員さんを見渡すと、まるで時間が止まったような静寂と感動に包まれていました。

実践と経験から得た具体的なエピソード…「この瞬間を創りたい」が言えたら凄いことが起きると思います。

あなたにとって「この瞬間」ってなんでしょうか?

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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