部下の仕事が甘くて任せられない時に上司はどうするか?

任せないことには育たない…でも、まだ任せられない

チームの状態は好循環か、悪循環か、そのどちらしかないと考えています。
あるチームでは、任せることで人とチームが育ち、リーダーはより任せられるようになり、それによりまた育つという好循環が起きています。

他方、任せられないからリーダーがダメ出しをしてしまい、より部下が主体性を失い育たないという悪循環に陥っているチームもある。

任せるから育つのか? 育ったから任せられるのか?…卵が先か鶏が先か?という感じですが、僕は任せないことには一人前は育たないと考えます。
だって、リーダーだって最初から一人前だったわけじゃなく、色々と挑戦し失敗し、失敗から学び成長してきたはず。

「一人前を育てたければ、取りも直さず、一人前として扱うこと」…これは指示ゼロ経営の基本中の基本です。

しかし、十分に育つまでは「とてもGoサインを出せない」という状態、ヨチヨチ歩きで安心して任せられない状態があるのも事実です。

でも、任せないことには育たない…
ジレンマですね…

リーダーの心理的負担を減らす任せ方

この場合、2つの対応があります。

1、何も言わずに、やらせて失敗させ失敗から学ばせる
2、やる前に問題提起だけし、やらせて失敗させ失敗から学ばせる

1は度胸が要ります。
僕も社長人生の中で、数回しか出来ませんでしたが、結果的にこれができるようになれば最強だと考えています。
でも、すごく怖いしリーダーにストレスがかかります。
ストレスは、社員が失敗した時に「失敗すると思っていたよ」なんて歪んだ形で吐き出されますのでオススメしません。

2は「今のアイデアでは◯◯な問題が起きると思う」などと、第三者的な情報提供をするやり方です。
これはあくまで情報提供なので、それを参考にするかはメンバーに委ねます。
僕の経験では、参考にするケース、しないケース、半々くらいでした。
というか、僕が問題提起をサラッと、感情を乱さずに言えた時は参考にしてくれたと感じています。

心の中で「こいつらダメだ」という思いがある時ほどスルーされました 笑
不思議ですね…

どちらの方法も、詰まるところ失敗から学ばせるわけですが、リーダーのストレスは少し違ってくると思います。

まあ、リーダーであるあなたも数多くの失敗から成長してきたのだから、それをメンバーにも体験させてあげてほしいと願うのです。

ただし、失敗から学ばないヤツはダメですよ。

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