これまでの日常に戻る人、新しい日常をつくる人

新型コロナウィルス感染症による移動自粛が緩和され、新たな日常が始まったという感があります。
僕も早速、友人たちと合宿を行いました。
やっぱ、リアルで会うと充実しますね。

友人たちと行った戸隠神社の参道

さて、コロナ禍ではこれまで当たり前だった事が「一時停止」されました。
例えば、満員電車。
これまでは当たり前すぎて、それに疑問を感じることすらしませんでした。
しかし一時停止したことによってこれまでの無自覚だった違和感に気づいた人が多かったのではないかと思います。

この違和感はとても大切だと考えています。
なぜなら、新しい日常をつくる礎になるからです。

例えば、多くの人がリアルで会う代わりにオンラインで会うようになりました。
その生活を数カ月間、続けてみて、リアルで会うべきこととオンラインで済むことの仕分けができたと思います。
リアルでなければどうしても伝えられない事があるのなら話は別ですが、そんなに支障がなければオンライン化した方が交通費もかからないし時間短縮にもなります。
一時停止したことで、それに気づいてしまった。

これまで「会わないと失礼」という思いで面会していたのですが、新しい日常では常識が変わる可能性があります。

リモートワークを始めた友人は、上司による細かな指示命令がいかに不要だったかに気付きました。
チーム全体で出来栄えを共有し、誰が何をするか担当が決まり、個々の進捗と全体の進捗が見えるシステムがあれば十分に管理なしでできることに気づいてしまったのです。

逆に、上司の立場の方の中には、これまで頑張って管理してきたことの無駄に気づいた人もいるようです。

ある方はマンションに暮らしている上に、小さなお子さんがいるため、家での仕事をする困難を感じました。
「オフィスはなんて快適なんだろう」と気づいたのです。
そういう人は、従来のスタイルに戻す方がベターだと思いますが、リモートワークの経験は無駄ではなかったと思います。
これも新しい日常だと思います。

コロナ禍で、一時停止中に必要なものと不要なものが明確になった。
でも、気付きを意識上に上げ、意図して新しい日常を作らななければ、気づけば元の状態に戻っていた、なんてことになりかねません。

元の日常に戻る人・企業と、新しい日常をつくる人・企業に分かれ、後に大きな差を生むと思います。

日常を取り戻しつつある今だからこそ、捨てるものと残すものを整理して、自分オリジナル、自社オリジナルの新しい日常を作ることが大切なんじゃないかな?

それにしても、細かな管理、指示命令って必要なんでしょかね? 笑

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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