社員の挑戦意欲が低い原因は、こんな意外なところにあった

ゆとりがない企業に明日はない

社長が何か新しいことに挑戦しようと意気込んでいるのに、社員さんが「ちーん」としてしまう事があります。
どうも乗り気じゃない。
それ見て「なんて消極的なんだ」と苛立ちを覚える…そんな「笛吹けど踊らず」の状態になることが多いと思います。

こうなるのには、幾つかの原因があると思います。
典型的な原因は…
1、そのアイデアに参画していないから自分事になれない
2、それが実現した時の、自分たちのメリットが見い出せない(賃金制度の不備)
3、「ただでさえ今の業務で忙しいのに」と怯えている。

この中の3「これ以上忙しくなったらたまったもんじゃない」というケースはもの凄く多いです。
僕が研修に入った会社でも多く見られました。

社長は寝る間も惜しんでゴリゴリ働く人種です。リゲイン不要で24時間戦える(笑)
つい、自分の常識を社員さんにも押し付けたくなるものです。
僕もそうでした。
でも、普通の人はそんな事は出来ないし、しない方が良いと考えます。
いっぱいいっぱい、ゆとりがない会社では、仲間を助けることができないからです。

仕事は流れと繋がりで結果を出しますので、1箇所の流れの滞りは全体の生産性を落とします。
ゆとりがあれば滞った箇所に支援に入れます。助けることは、困っている人のみならず、全員が得をするわけです。

それと、やる事がぎっしりだと豊かなアイデアは出ません。
グーグル社には20%がありました。(今もあるかは不明)
勤務時間の20%を「通常業務以外」のことに使うことを推奨したプランです。
これは、逆に言うと「20%のゆとりを持ってくれ」という意味でもあります。

「たくらむ前に、ゆとりを創る」

ではどうやって創れば良いのでしょうか?

ゆとりは作業のリストラで相当に創出できる

指示ゼロ経営には「ゆとり創出目標」なるものがあります。
ひとことで言うと「暇をつくる」ということです。(暇は「いとま」と呼びます)

手順はこう。
1、効果のない仕事をリストラする
2、部下がいる人は、部下の仕事もリストラした上で自分の仕事を任せる
3、それでも暇を創れない場合、人を増やす

この手順が重要です。
忙しいと、すぐに人員を増やしたくなりますが、それは危険です。
ごちゃごちゃの状態で人を投入すると、ごちゃごちゃに拍車がかかるだけです。

まずは効果のない仕事をリストラすることから始めます。
たくらみ屋の相棒、森本繁生はTOCのプロフェッショナルですが、リストラのための魔法の言葉を持っています。

「何のためにやっているの?」

この質問に即答できない仕事は止めても支障がないと言います。
理由が分からない仕事は、「上司に言われたから」「昔からやっているから」といった惰性でやっているケースが多いです。

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恥ずかしい話ですが、僕が23年間社長を務めた会社(新聞店)でも多くありました。
理由を答えられない仕事を全部、ラインナップしたら、ほぼ全部、僕がつくり出して部下に任せた業務でした…

僕は作業の目的を伝えずに「とにかく、これをやって」と指示して来たのです。
スタッフは真面目なので、やる意味が分からなくても、何年も実直に続けてきたのです。

僕だけではなくマネージャーたちが創り出した効果のない仕事も、すべて洗い出しリストラしたら、非常に多くの時間が創出されました。

また、儲かっていない事業も廃止しました。
当時、書籍の販売をしていましたがお客様は非常に少なかったです。お客様を増やす情熱もありませんでした。
少々の利益は出ますが、エネルギーの注力を儲かることに集中させるために廃止しました。

暇ができたお陰で、仕事の流れが良くなったし、新しいことをたくらむ会議ができるようになりました。
先輩社員が後輩を指導する時間もでき、人がよく育つという副産物もありました。

ゆとり創出は、意図を持ってやらないと始まりません。
何か新しいことに挑戦する前には必須の要件だと考えています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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