あなた会社を勝手に応援してくれる「新しい顧客」とは?

自社とお客様との関係を「売り手と買い手」を超えたものにする

おはようございます。
先日、僕の親友、勝村大輔のセミナーに行ってきました。
http://www.marketinglabo.jp

ただのセミナーじゃない。
みんながサッカーユニフォームを来て参加するというアホなノリなのです(笑)

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しかし、似合ってね?オレ(笑)

勝村大輔は「サポーター論」という独自のマーケティング論を主唱しています。
営業成績が良くなるサポーターを販売する…じゃないよ(笑)

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このサポーターではありません(笑)

「真面目に書け!」と怒ってますよね?

顧客とのまったく新しい関係性

サポーター論を実践すると、顧客がお願いもしていないのに、自社のために動いてくれるようになるのです。
想像してみてください。
お客様が、いつも友人を紹介してくれたり、プラスの口コミをもの凄い勢いで広めてくれたら、どんなに商売は面白く、そして儲かるでしょうか。
時には、自社のイベントに率先してお手伝いに来てくれることも。

弊社もその実践者ですが、先月に行った、手しごと&産直市「おてんとさんぽ」では50名以上のサポーターが自発的にイベントの運営に関わってくれました。
そういう方たちって、クリエイティブな人が多いので、自分たちの力を超えた斬新なアイデアを出してくれるんです。

おてん
お陰で、イベントは大成功でした。

僕は、自社でなぜこのようなことが起きるのか、正直不思議な気持ちで見ていましたが、以前に彼のセミナーを受けて、その理由がよ?く分かりましたし、さらに上手にできるようになりました。
そう、意図して仕掛ければ誰でもが出来るようになるのです。

ここで具体的な内容を述べると100ページ以上を要するのと、勝村大輔の商売があがったりになってしまうので(笑)、詳細には触れませんが、ただ1つだけ言えることがあります。
それは指示ゼロ経営と根本が同じということ。

管理の論理から、参画の論理へ

通常、企業の意思決定は上層部で行われ、それを下にブレークダウンしていきます。
ブレークダウンされた業務とともに、目標も下ろされていく。
その実現のために、身を粉にして働くわけですが、指示ゼロ経営は違います。
社長がビジョンを伝えたら、それを受け、社員が自分の思いや考えをぶつけます。
そして、それが自分にとってどんな意味があるのか?も考える。
ビジョンを一方的に浸透させるのではなく、実現した暁に「自分の居場所」を見いだせるように自ら参画してもらうのです。
つまり、共有するという事。

さらに、ビジョン実現のためにすべきことを、現場が権限を持ち考え実行します。
自由な言論空間の中で参画することで、ビジョンは「自分事」になります。
自分が何をするかが見えて、その結果、会社全体として社会に良い影響を与えることになるという予感を持つことが出来る。
だから自発的に参画するわけです。

お客様を「買い手」として見るとサポーターは生まれない

お客様も同じで、お店のことが大好きで、お店が目指すものに共感していたら、そのお店のためにひと肌脱ぎたくなるのが人情ってもの。
結構、そう思っているお客様って多いと思います。

でも、そこから先に進むかどうかはお店側の態度にかかっていると思います。
どういうことかと言うと、こちらがお客様を「買い手」と見ると、お客様もお店を「売り手」として見ます。
「売り手と買い手」という見えない壁ができる。

社員も同じですよ。
従業員として見るか、パートナーとして見るかで関係性は大きく変わってきますもんね。
同じフィールドに立つことが大切です。

この精神的な距離感ってすごく重要です。
実は「おてんとさんぽ」は弊社が主催ではありません。1年目だけでそれ以降は地域の方と作る実行委員会が主催者になり、弊社は事務局の立場。
最初は、お客様を働かせることに罪悪感というか、申し訳なさを感じましたが、今はまったくありません。
壁が完全に消えたからです。

同じ思いを共有して、その実現のためにできる事を自ら決め行動する。
立場は様々ですが、同じフィールドに立っている関係になったのです。

きっと、あなたのお客様の中にも、サービスを受けるだけでなく、参画したがっている方がきっといます。
まずは、オープンに「一緒にやる?」と声を掛けてみるのも良いかもしれませんね。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

また明日!