「100歩も譲るわけじゃない」と考えると、社員に任せることができる

おはようございます。
9月最終日、夜中から社員に給与を支給しています。

些細な事に口を出してしまうのは、思い通りにしたいというエゴ

指示ゼロ経営の基本はとてもシンプルで「信頼して任せる」というもの。
各種ノウハウやツールはそれをやりやすくするためにあります。

でも、任せるという行為はとても度量の要ること。
任せたはいいが、自分の思い通り動いてくれなくてイラッとしてつい口を出しちゃうこともありますよね?
僕もずっとそうでした。
些細な事までに口を出して社員のヤル気を削いだこともあった。

それじゃ社員は育たないよね。

僕がそんな時に、呪文のように自分にかける言葉があります。

「100歩も譲るわけじゃない」

イラつくのは自分の思い通りにしたいから…つまり「思い」が邪魔をするということです。
自分に思いがない場合、誰が何をやっても気にならないでしょ?

思いが邪魔をするのを防ぐ、というか軽くするのが「100歩も譲るわけじゃない」という考え方です。

内面の問題だから、自分で一瞬で解決できる

この言葉を始めて知ったのは、何かの雑誌で誰か偉い人が言っていたからです。

何も覚えてないじゃん!!(笑)

別に誰の言葉でもいい、でも僕にとっては衝撃だった。

例えば、すれ違いができない狭い道をクルマで走ろうとしたら、前からもクルマが来たとします。どちらかが譲らないといけない。
そんな時、自分の方が先に来たのに相手が止まらなかったらイラッとしますよね?

そういう時に、「別に100歩も譲るわけじゃない」と考えると、ちょっと心が広くなるのです。

これって、100歩譲る=最悪の事態を無意識に想像することで、1歩や10歩が大したことじゃないと気付くからだと思います。

この考え方が習慣になった時に気づいたことは、大したことでもないのに、こだわって腹を立てていたんだということ。

今では、レジで割り込みをされても腹を立てずに「並ばなきゃダメじゃん!」って言えます。
あ、譲らないよ、心が狭いもんで(笑)
でもね、別に割り込まれたって、時間のロスは長くて3分、100歩も譲るわけじゃない。

ここから分かることは、心が乱れるのは、実害よりも「自分が納得できない」という恐れだったり、内面の問題なのです。

譲ることができると、逆に「これは譲れん!」という事も見えてくる

社員に任せる時にも言えますよね。
明らかに方針と違うことならともかく、細かなやり方にまで口を出してしまうのは、社長の内面の問題です。

それを許容できれば、社員は自分の意志で考え行動するので非常に育ちます。
例え、そのやり方で失敗したとしても、自分で考えてやった場合、そこから成長しますからね

「些細な失敗なら、させたほうが得」
それも100歩も譲るわけじゃないという考えがあればこそです。

譲ることができると、逆に「これは譲れん!」という事も見えてきます。
そこには、自分が気に入らないといった感情が抜けているから、比較的冷静に対応できるんだよね。

自分が譲れないのは何歩目からか?
それを考えると、想像以上に先の方だったりしますよ。

それではまた明日!

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです!

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。
著書に「リーダーが『何もしない』とうまくいく」がある。

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