「責任が軽い人」があなたの組織を飛躍させる
経営者はしばしば、社員に対し「リスクを背負っていないのに、好き勝手言う」と不満を抱きます。
僕にも経験がありますし、経営者の方なら「あるある」ではないでしょうか。
しかし、リスクを負っていないからこそ違う景色が見え、常識に縛られない斬新なアイデアが思いつくものだと思います。
今日の記事では「責任が軽い人」を味方につける方法を探ります。
少し前に注目された「オープンイノベーション」がまさに、この要領です。
オープンイノベーションとは、外部の人材、知識、技術などを借り、新たな価値創造を目指すイノベーション手法です。
オープンイノベーションが最も成功した事例といえば「Linux」です。
Linuxとは、スーパーコンピュータやスマホで高いシェアを誇るOSなのですが、実は「みんなの知恵」で開発されたんですよね。
開発者は、知的財産権を放棄し、プログラムをウェブ上に公開し、誰でも改定できるようにしました。
結果的に、述べ数万人、金額にして8600億円相当の頭脳が集まり、秀逸なOSが完成しました。
まさに「リスクを負わない人」が活躍した好例ですが、これは世の中のいたる所で起きています。
例えば、再就職先の紹介は、家族や親戚、親友といった、強いつながりではなく、中学校時代の友人といった「弱いつながり」の人から紹介されることが多いことが分かっています。
関係が強いと気軽に提案ができないんでしょうね。
音楽の世界でも起きています。
何十年といった長きに渡って活躍するグループの中には、適度にメンバーの入れ替えを行っているグループがあります。
ナイル・ロジャース率いる「CHIC」や、ブルーイ率いる「インコグニート」、セルジオ・メンデスのユニットなどです。

新しく入ったメンバーが、新しい風を吹き込んでくれるんですよね。
そこには、リーダー格の「いつもと変わらぬ安心感」と「新しいスパイス」が融合した魅力があります。
現場社員の口封じをして悲惨な結果を招いた事例もあります。
NASAのコロンビア号の事故調査委員会によると、事故の直接的な原因は、燃料タンクからはがれ落ちた断熱材がシャトルに衝突したことでしたが、「その背景には組織風土の硬直化がある」と結論付けています。
一部の技術者から断熱材衝突の危険性についての警告が出されていたのにも関わらず、組織的にそれを封殺したと言います。委員会は、組織の問題点として「意思疎通を妨げたり、意見の相違を抑圧したりといった、組織的な障壁がある」と指摘しています。
2002年に、みずほ銀行の統合の際に発生したATMの大規模システム障害では、後になって、現場から「このスケジュールでは非常に難しい」という懸念が出ていたことが確認されています。
ところが、上層部には、その声が「頑張ります」に転換されていたのです。
リスクを負っていなくても、いや、負っていないからこそ価値ある知恵が出ることがあります。
立場ではなく、見えている景色の違いを尊重し「吹き込んでくる風」を歓迎する姿勢が、組織を新しい未来へと運んでくれると考えるのです。
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