どんな洗練された経営戦略よりも「人としての正しさ」が企業繁栄に繋がる

そもそも物事はシンプルにできていると思います。
経営もそう。商売は人の営みだから、本質的にはシンプルなはずです。
世の中には「◯◯理論」「◯◯戦略」とか、様々なノウハウがありますが、それらは既存のものを今風に焼き直したものが多いと思います。
指示ゼロ経営だってそうです。
そして提唱者の手により「新しく効きそう」なネーミングに仕立て上げているのだと。
特に横文字を使うとカッコよく聞こえるものです 笑

ノウハウが氾濫する時代だからこそ、おじさんの好きな言葉「原点に立ち返る」ことが大切なんじゃないかと思います。

経営は人の営みである以上、人を中心に考えることが大切

先日、本当に感銘を受けた出来事がありました。
いつもお世話になっている商工会議所の担当者から相談を受けました。

相談内容は、新規客を獲ることに意識が偏っている企業が多いということです。人は「新」とつくものが好きですよね。新商品、新企画、キャバレーでも新人ってだけで価値が高まるのだから不思議だと思います。
言うまでもなく収益は既存客(お得意さん)から生まれます。
このテーマに強い講師を探していたのです。
一瞬で浮かんだのが、僕の友人、中塚緑という女性です。

僕が感銘を受けたのは、彼女がセミナーで伝えている事を自身が実践してきたこと、今も実践していることです。

少し前に会った時に名刺をいただきました。
そこには僕へのメッセージが丁寧に書かれていました。

そして、先日、セミナーで会った時に、また新しいメッセージが書かれた名刺をいただきました。

これは僕だけでなく、参加者全員に行っているのです。

マーケティングでは新規客の獲得、そして囲い込みに多額のコストがかかります。
中塚さんのやり方は、それらのコストを低減させます。
一発でファンになるから囲い込む必要がない、お客様が「ずっとお付き合いしたい」と思ってくれるからです。
僕が商工会議所に中塚さんを紹介したように、多くの紹介が生まれるから新規獲得コストは限りなくゼロに近づきます。

「人のご縁を大切にする」…商売の「原点」を実践した人だけが手にする大きなギフトです。

社員を大切にする企業は採用に困らない、育成コストが報われる

人材育成にも同じことが言えます。
顧客を獲得するのと同じように、新入社員の確保と育成にはコストがかかります。
それが回収できるのは一人前に育った時ですよね。
労力も時間もコストもかかります。
それが、一人前になる前に辞めてしまったら大変です。
これが多くの企業で起きている現実だと思います。

「社員を大切にする」…この当たり前の原点に立つと、労が報われます。
採用に最も影響を与えるのは「既存社員の働く姿」です。
もし、家族や友人に「ウチの会社、本当に酷いんだよ」なんて言いふらしていたら、採用は困難になりますよね。
でも、結構いませんか?会社の悪口を言う人って。

僕は23年間新聞店を経営してきましたが、人材不足に陥っている新聞店の特徴の1つに「営業が乱暴」という事実があります。
あのお客様に嫌われる仕事をやっている(やらされている)スタッフは、自発的に、誇りを持って仕事に励めるでしょうか?
無理ですよね。
また、あれを見た地域の人は、その会社で働きたいと思うでしょうか?
マイナスのイメージを豪快に撒き散らす行為だと思います。

社員の働きがいや誇りを大切にしている会社は採用に困りません。
離職率が低いので育成の労が報われます。
そして業績も良くなる。

難しい勉強も時には必要ですが、まずは人間として正しいことをすることだと思います。
それがなければ勉強にかけたコストは報われないと思います。

おじさんの好きな言葉「原点に立ち返る」…しっかりと心得たいと思うのです。

それでは今日も素敵な1日を!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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