巻き込み上手はどんな伝え方をしているのか?

言葉は言霊と言いますが、意味を超えて伝わる何かがあると思います。意味的には同じことでも伝える人が変われば感じ方も変わりますもんね。
僕は、人を巻き込む天才を何人も観てきて、彼らに共通する伝え方があることに気付きました。
巻き込みの天才は何をどのように伝えているのか?…今日はその秘訣に迫りたいと思います。

秘訣は「何を」ではなく「なぜ」を伝えること

巻き込みの天才たちに共通するのは「なぜ」を伝えていることだと気付きました。
何かをやろうとする時に、つい「何を」「どのように」の説明に時間とエネルギーを使ってしまいますよね。具体的な話です。
しかし、天才たちは「なぜやるのか」に重きを置いています。抽象的な話です。

例えば、夢新聞の仲間に三重県名張市の上村晃一郎さんがいます。
夢新聞の講師としてデビューしてわずか数ヶ月でサポーターをたくさん集めてしまいました。
何をしたのか?と尋ねると「なぜ夢新聞をやりたいか」を伝えただけだと言います。
詳しく聞くと巻き込みの要点が観えてきました。
実は、上村さんはこの手の知見の専門家なのです。

上村さんが夢新聞の講師を志願したのには理由があります。それは「違いこそ魅力」ということを伝えたかったからです。
その想いの原点は彼の生い立ちにあります。上村さんは子どものころから不器用でした。どのくらいかと言うと、行進の練習の時に先生から「前の人のカカトを見て歩くんだよ」と言われると、本当にガン見してしまうくらいです。視野が狭いと言えると思います。
一方でキャッチボールをしていると突然「なんでボールは球体なのか?」なんて思い始めてボールをガン見してしまうこともありました。気になったことは追求せずにいられない質なのです。
周りからは変わった子に映ったと思います。視野の狭さや不器用は弱みだと思われています。
しかし、それは裏返せば個性、強みになります。
上村さんのご商売は化粧品店なのですが販売だけでなく魅力の研究者としても活躍しています。
ブログが役に立つので読んでみてね。

研究者にとって大切な資質は「没頭と追求」です。
弱みと思っていたことが大切な資源だったのです。

それを多くの子どもたちに伝えくて夢新聞を広げたいと思っているのです。
この想いに共感した人たちが活動を支えるサポーターになってくれています。

想い、エピソード、夢を伝え一緒にやろうと誘う

上村さんは、何を語ったのでしょうか?
「想い「それを裏付けるエピソード」「夢」だと言います。
「違いこそ魅力」という想い、自分のエピソード、そして夢新聞を広げたいという夢です。
それを熱く伝えているのです。

ともすれば「夢新聞はこういうもので、こうやって書く」という説明をしがちです。そして夢新聞を描くメリット(ベネフィット)を伝えます。
もちろん、これらも伝える必要はありますが「なぜ自分がやりたいのか」を伝えることが大切だと考えるのです。

ちゃんと「やりたい」と表現することが大切だと思います。
よくあるのが「すべき」「せねばならない」という言葉です。経営者もよく使いますよね。
この言葉にはエネルギーがないと感じるのです。義務的、そして主体が分かりません。
必要性を理解できても湧き上がるようなヤル気は起きません。

正直な想いを語ることだと思うのです。
おそらく、最初はその想いに共感する人は少ないかもしれません。でも、義務で大勢を集めるよりははるかに良いと思います。
まずは1人でいい。多くの人は実際にやっている姿を見て自分が参加するかを決めるからです。最初は少人数かもしれませんが、あるポイントを超えると一気に増えるのです。

事実、上村さんのSNSの投稿を見ているとサポーターが増えているのが分かります。

こうやってムーブメントが起きるのだと本当に勉強になりました。

人が何かをやろうと思った背景には必ず想いがある。
想いを証明するエピソードがある。
そして未来を観た時に、それは夢になり賛同者が巻き込まれていくのだと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしくださいね。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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