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哀しい体験も辛い体験も、あなたの価値を形づくる宝になる

「優しくなるためには何度もの哀しみが必要」…そんな言葉を聞いた事があります。
素敵な言葉だと思います。
哀しい出来事はできれば経験したくないですが、歳月を重ねる中で誰しもが経験することです。それを受け入れると、他人の痛みが分かる優しく強い人間になるのだと思います。

哀しみは起きたことを受け入れないと生まれない感情だと思います。
受け入れたくない現実が目の前に現れた時に、最初は怒りや他責の念が生まれます。
でも、それを受容し自分のものにした時に訪れる感情なのだと思います。

今日は、僕の親友で哀しみから生まれたサービスを提供している人の話を紹介したいと思います。
経験は1つも無駄にならないと僕が実感した話です。

鬱、自殺未遂を経験した人だからできること

親友は大畑哲也くんと言います。
出会いは、僕が主宰する経営塾に彼が参加してくれたことでした。
職業はイラストレーターです。
僕が指示ゼロ経営セミナーで使う「創発カード」のイラストは彼が描いてくれました。

彼は子どもの頃、酷いイジメを受けました。
成人してからは鬱、そして重度のヘルニアも発症しました。
人生が嫌になったそうです。
鬱が進行し失踪、木曽川に身を投げる寸前までいったところで家族に発見されて一命を取りとめたそうです。
その時、支えてくれたのが家族でした。
辛い思いをした分だけ人の支えの有り難さ、心の温もりを知っているのだと思います。

そんな彼がイラストレーターの道を選んだのは取りも直さず絵が好きだからです。
でも、イラストレーターとひとことで言ってもその活動範囲は多種多様ですよね。
同業者はごまんといる。
経営塾では自分の独自性を探し、それを仕事に活かすことを考えました。

大畑くんはとても優しい人いです。
その理由は彼が受け入れた哀しい体験に基づいています。
僕は、絵の才能も去ることながらその経験が価値であると思いました。
彼もそう思い「プレゼントブック」なる絵本の出版をたくらみました。
哀しい経験をした人、傷ついた人、辛い思いをしている人に対し、身近にいる人からプレゼントして欲しいという思いを込めた作品です。

悲しい思いをしたからこそ、どんな言葉をかけられたいかを知っています。
まさに、大畑くん独自のフィールドだと思います。

想いに共感してくれる人を増やすのが商売の本質

大畑くんは絵本の販売をする中で、次のステージに進む素晴らしいアイデアが浮かびました。
その基本的な考え方は、自分の活動は絵本の制作販売ではなく「辛い思いをしている人を支える人」と出会うこと…モノではなく人にフォーカスした運動だということです。
作品は人と人をつなぐ媒介なのだと。

このコンセプトが決まると、作品開発に軸ができて多くのアイデアが浮かびます。
真っ先に考えたのが、心の傷に貼る絆創膏「ことばんそうこう」です。
本物の絆創膏だとコストがかかるので、当初は絆創膏型のシールにしました。

テレビの情報番組でも特集されました

非常に好評です。
確かに、面と向かっては言えない思いが、これなら伝えられますもんね。
種類も豊富だから、色んな場面で使えます。

彼は今、シールではなく本物の絆創膏を創るたくらみをしています。
これも商品を販売するという発想ではなく「仲間を増やす」という考えで行うことにしました。そこでクラウドファンディングを活用し、応援者を募ることにしました。
※共感していただける方は是非、ご協力をお願いします。
https://www.makuake.com/project/koto-bansoko/

僕は彼の活動を見て思いました。
企業の活動は、本質的には商品・サービスの製造、販売なのではなく「共感者を増やしていく活動」なのだと。
増えた結果、モノが売れる。

共感者が集まるためには想いが必要です。
想いはどこから来るのか?
それは人生の中で、いつまでも心のひだに引っかかるような出来事から気付くものだと思います。つまり自分という存在、それを形づくった物語から醸成されるもの。
哀しい体験、辛い体験こそ自分を形づくるのだと思います。

「優しくなるためには何度もの哀しみが必要」…きっと、あなただからできることがあると思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

【現在受付中のセミナー】

■4月19日大阪開催【指示ゼロ経営の疑問をぜ~んぶ解消する座談会】
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【受付開始】5月17日(木) 大阪開催はコチラ
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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