変化が激しい時代には「偶然を味方につける経営」を目指そう

指示ゼロ経営を成功させる秘訣は「過程を愉しむ感性」にあると考えています。
ビジネスは結果がすべてですが、結果は適切なプロセスがあってこそ実現するもの。
なので「これと、これと、これをやれば…フフフ、凄いことになるぞ」と大まかなシナリオをたくらみ、皮算用をしたら、後はいかにプロセスを愉しむか?だと。

そのためには因果関係(計画)はあまり細かくしすぎない方が良いと考えます。
その理由は、計画に縛られると偶然を逃してしまうからです。

ゴールを決めたら、そこに向かいクラゲのように泳いでいく…そんなイメージです。

細かな計画を立てないから柔軟に対応できる

我が家では家族旅行をする時に計画は立てません。
行き当たりばったりで行くと、必ず「行き当たりバッチリ」になります(笑)
以前は違いました。
僕が、全旅程を計画していたんです。
出発時間、到着時間、レストランの予約、帰る時間…添乗員か?ってくらい。
でも、実際は渋滞があったりで予定通りにはいきませんよね?
そうなるとイラつくんです。
運転中もレストランに電話して時間の変更をしたりと忙しい。
「まるで仕事みたい」…妻にそう言われていました。

待には楽しい偶然がたくさんある(高知市にて)

家族旅行の目的は「楽しい時間を過ごすこと」
なのに計画に縛られてイライラしたら本末転倒だよね。

計画を立てなくなってからは渋滞中も会話を楽しめるようになりました。
一番の気付きは、行った先で様々な偶然に出会えることです。
ある時は、レストランがいっぱいで入れず、スタバでサンドイッチを買って近くの公園で食べました。
ストリートダンサーが練習をしていて、彼らと仲良くなりすごく豊かな時間を過ごしました。

経営も同じだと思います。
すべて計画通りにいかないと気が済まないという人は指示ゼロ経営には向いていないと思います。変化が激しい上に、社員が自ら判断し動くのだから社長のイメージ通りにいくことはほとんどない。

それを愉しめるか?だと思うのです。

最高のエンディングを描きつつ、日々起きる様々な予定外に寛容でいる

家族旅行で計画通りに行かず、僕がイライラすると家族も嫌な気持ちになります。
「もう、どうでもいい」「早く帰ろう」と投げやりになります。

経営も同じで、社長がイライラしていると社員のパフォーマンスはガタ落ちになりますよね。
社長に怒られないようにと無難なことしかしなくなります。
挑戦しなくなるからよい結果が出ない。

なによりも偶然を見逃してしまうことが一番の損失だと考えています。
変化が激しい時代ではいかに偶然を味方につけるかが成功の鍵を握ると思います。

たまたま手に取った書籍や、たまたま再会した旧友からヒントをもらった、失敗から大きな発見が見つかる…こうしたシンクロニシティは細かな計画に縛られずに「遊び」があるから掴めるのだと思います。

課程を愉しめるリーダーには「経営を劇画的に観ている」という共通項があると感じています。
すべて順風満帆でエンディングを迎える劇画は面白くないですよね?
紆余曲折、山あり谷ありでエンディングを迎えるから愉しい。

「一流はピンチの時に笑う」と言いますが、まさにこれだと思います。

以前に、日本代表の元監督、岡田武史さんが試合の雲行きが怪しくなると「あれ?」と思うという話を聞いたことがあります。
「あれ?」というのは、紆余曲折を経て勝利することは決まっている、そのシナリオが描いたものと違うとというわけ。
つまり予定外のことが起きたってことね。

その時に「ヤバイ」ではなく「あれ?」と思うところに余裕を感じさせますが、これは試合を劇画的に観ているからこそだと思いました。

シナリオの変更が軽やかにできる、だから偶然を味方につけることができるのだと思います。

最高のエンディングを描きつつ、日々起きる様々な予定外に寛容でいること。
これがVUCAの時代の社長の心得だと思います。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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