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「怖い」が言える社長は優秀な社長である

任せたのに社員の行動をいちいちチェックしてしまう。
社員がサボったり不正をしていないかを確認するために管理を強化してしまう…
人は簡単に「寛大になれ」と言いますが、社長にとってそれは怖いことです。
それは社長が未熟なわけでも心が狭いわけでもなく、人間がその様にできているから。
疑うことをご先祖様から連綿と受け継いできたからね。

今日の記事は怖さをどう克服するかについて考えてみます。

怖いとひとことで言っても、それは不安と恐怖の2種類があります。
不安は、漠然とした特定の対象がない恐れの感情です。 恐怖というのは、はっきりとした外的対象のある恐れの感情です。

外国のホラー映画は恐怖系が多いのに対し、日本のホラーは「リング」に代表される、なんとも正体が分からない、不安を煽るものが多いですよね。

リングを初めて見た時に思ったことは、最後に貞子が正体を表した時に「なんか可愛いじゃん!」だった(笑)
目が可愛いよね。

社長が抱く恐れもこれに似ていると思います。
正体が分からない不安は本当に怖い。
正体が分かると怖くなくなることが多い。
正体が分かっても怖かったらそれは本当に身の危険に関わることだと思いますが、こと「任せる」に関しては不安に原因があると思います。

僕は、以前、師匠に「挑戦するのが怖い」と相談したことがあります。
その時、いただいたアドバイスが「最悪と最善を想定せよ」でした。
で、最悪を想定したら、なんだかスッキリしちゃったんだよね。
正体が分かると怖さは軽減されるのです。

「だったら貞子を見ちゃえ」ってこと。
ここで言う貞子とは、外部の要因ではなく自分の内面…怖がっている自分を見つめることです。いちいち細かなチェックをしてしまう原因が「自分の中のどんな恐れから来ているのか?」を
観ること。

逆に、それをしないと無自覚のうちに不安に取り憑かれ監視を強化しちゃうのです。
で、管理を強化すればするほど不安は増大していきます。
もしかしたら居ないのに「貞子が出る〜出る〜」って状態ね(笑

社長の貴重な時間とエネルギーのロスだと思います。

ハッキリ言いますと、社員が信頼できないのも、細かなチェックをするのも、社員にイライラするのも、すぐ怒ってしまうのも、それは正体が分からない不安に取り憑かれるからです。
不安から逃れる時の人間の行動力は凄いものがありますからね。
傍から見れば「そんな面倒なことを」…って思うような努力をしてしまう。

勿体ないと思います。

僕は経営者から相談を受ける時に、「その人が自分の感情を理解しているか?」という視点で話を聴くようにしています。
「怖いんですよ」という言葉が出れば、ほぼ課題は解決していると考えています。
そういう時の社長の顔は結構、穏やかだもん。

逆に、自分の感情を無視して「アイツがどうだ、コイツがどうした」とか外面の話をする時は、まずは気持ちを理解してもらうように心がけます。
「で、結局のところ、怖いんですよね」と。
不安が薄れたら「正体がハッキリしている課題」だけになるから冷静に対応できるでしょ?

「怖い」が言える社長は優秀な社長…そう考えています。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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