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暴走族とハーレー族の違いに見る、拡がる組織の法則

結束を強めると排他的なコミュニティーになる

おはようございます。
昨日の夜のローカルニュースで、長野県内の暴走族が全て消滅したというニュースをやっていました。
すごいですね。
何がすごいかって、県内の暴走族を全て把握していたわけでしょ?
警察、いい仕事しますよね。
あ、だから僕は一方通行の逆走で捕まったのか(笑)

IMG_5348

まあ、お勉強代ということで(笑)

さて、今日は暴走族から学ぶ、広がる人間関係についての話です。

暴走族って、すごく結束の強い組織です。
常に敵を作ることでまとまります。そして、誰でも入れるわけじゃなく入隊が難しい。
真偽のほどは分かりませんが、抜けるときに骨を折られるとかいう噂も僕が若いころにはありました。

入りづらく、出づらい。
小さな精鋭集団をつくるならそれでいいかも知れませんが、組織を拡大するならコミュニティーのあり方を変えないといけません。
僕の知人で30年ほど前、その地方最大の暴走族「◯◯連合」に入っていた方がいて、勢力は最盛期で1万人だったと言います。
信じられない話ですが、現役の教師もメンバーにいたとか。
本当か?(笑)

でも、1つ納得したのが「鉄の掟」がなかったということ。
オープンなコミュニティーで入るのも自由、出るのも自由。
濃い中心メンバーを中心に、共感者が周りにいて、彼らが支部を作り、そこから拡がった組織体だっということです。
だから、「◯◯連合」と名がつくのです。
しかも、ピラミッド型で構成されている連合ではなく、リゾーム型(ネットワーク型)の組織で、組織の構図を把握することは不可能に近いくらいに複雑で形を常に変える組織形態です。

rizomu

構成員同士が緩やか、かつ複雑に交流した、従来の意味での秩序がない形態です。

緩やかにつながったコミュニティーは自然に拡大する

リゾーム型のコミュニティーは、管理者の統治力で制御された集団ではありません。
中心人物の思想や思いに共感するメンバー各々が、意識の濃淡を持ちながら自然と組織ができ、自律的に動く自由な集団です。
ルールがない代わりに文化がある。
風土といってもいいかもしれませんが、「らしさ」みたな暗黙の文化があり、メンバーはそれに好んで従います。

僕は、社内の組織も顧客との関係性も、これからの時代に合ったあり方だと考えています。

ハーレーダビットソンのコミュニティーがそうだと思います。
一方的な統治がなく、各支部で勝手に盛り上がっている。
でも、ハーレーダビットソンらしさを皆が好きで、共有し、緩やかな仲間意識があります。
ハーレー同士ですれ違うと、知らない人でも挨拶をしますしね。

支配的な統治でガチガチに管理した組織は、拡がりを見せないので、カルト集団のように1個100万円の壺を売り、全財産を吸い上げるようなビジネスになります。
結束があるので安定した組織であるというメリットを持ちながら、変化への対応がトップ次第で決まるというデメリットがあります。

対し、共感で繋がる緩やかなコミュニティーは、多様なアイデアを持つメンバーが自律的に組織発展のために活動します。
カタチを変えながら、常に環境に適合した状態を自律的に作ります。
不安定というデメリットがありますが、最適化が上手な組織です。

変化が激しい時代、先が読めない時代は、社内の組織も、顧客との関係もリゾーム型が適していると考えます。
ただし例外があり、創業間もない時期、成長期に入るまではトップダウンで一気に離陸するのがいいと考えます。

今、多くの会社が2代目、3代目経営者のステージにいて、しかも変化が激しい時代を生きています。

「つながり」を根本的に見直す時期かもしれませんね。

それではまた明日。

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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