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社員の自発を育てるリーダーは「一緒にやろう!」という言葉を使う

社長だけが会社のことを心配して頑張っている。
でも社員が他人事になっている…
「笛吹けど踊らず」「ひとり相撲」…これは社長にとってとても辛いことだと思います。
どうすればみんなが自分事になり一緒に会社を支えてくれるようになるか?

社員に原因を求めるのではなく、社長のあり方が問われる問題だと考えています。
今日は「脱・笛吹けど踊らず状態」について書きますね。

「一緒にやろう!」と言える人が一流の指導者

僕は企業の組織開発は選挙に似ていると思っています。
どれだけの賛同者を得られるか?という意味です。
先日も衆議院選挙がありましたよね?
僕は候補者の「声」を聞くようにしています。
文字じゃなく声ね。

色んなタイプがいますよね?
まず、理屈は分かるが気持ちが動かない人。
これは非常に勿体ないと思います。
人は感情の生き物ですから、気持ちが動かないと投票という行動意欲が湧きません。
社長で言えばグラフや表で事業方針を語る人です。
「ごもっとも」とは思ってもらえるがチーム内にムーブメントは起きづらいと思います。

次に他の党の批判ばかりしている人です。
これは一部の人を動かす力を持っていると思います。
「共通の敵をつくると結束が強まる」という原則がありますからね。
でも、結束はできても創造は難しいと思います。
社長にも取引先の批判、政治の批判、ライバルの批判が多い人っていますよね?

次に「私はこうする」と自分の主張を自分の言葉…感情の乗った言霊で語れる候補者です。
聞いた人に「この人、頼れる」と思ってもらえ多くの票を獲得します。
がその反面、依存を生む危険性があると考えています。
「この人について行けばなんとかなる」と思われ集団がまとまりますが、同時に「なんとかして」という依存・思考停止の社員を生む危険性があると考えています。
頼りにした人は、その人が頼りにならなくなった時、あっという間に去っていきます。
社長で言えば、熱血タイプで情に厚くリーダーシップがある人が陥りやすいと思います。

国は政治家だけがよくするものじゃなく国民ががんばらないと良くはなりません。
企業も同じです。
だから「一緒にやろう!」と言える人が一流の指導者だと僕は考えています。

社員を手足ではなく頭脳として相手を観る。パートナーとして必要とする。

「一緒にやろう!」と明確に言った政治家にジョン・F・ケネディがいます。
1961年に第35代アメリカ合衆国大統領に就任した時の演説での名言です。

国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが、国のために何をできるかを問うて欲しい。

とても有名な言葉ですよね?
アメリカの基本理念である「自由と平等」を守る意思を込めて…その上で、アメリカ国民に対して、自由を守るために一緒に戦って欲しいという意図でこの言葉を投げかけました。

今の日本で候補者がこれを言ったら票が集まらないだろうな…(笑

燃える集団をつくる社長の言葉には「一緒にやろう!」があります。
この言葉には聞いた人の心に自発性の火が灯つ、強いエネルギーが詰まっていると思います。
リーダーを頼りにするのではなく、自分が頼りになる存在になるという意志が芽生える言葉だと思います。

ニュアンス、伝わっているかな?

リーダーが部下を動かす言葉には3種類あると考えています。
1つは指示・命令です。
2つ目は「任せる」
3つ目は「頼りにする」

1はなかなか主体性が育ちません。
2は、それよりもマシですが、しかしどこか上からのニュアンスがありますよね?
「自分にもできるがキミに任せる」という匂いがします。
対し「頼りにする」にはパートナーシップの意図があります。
「自分1人ではできないから力を貸して欲しい」という意志です。

手足ではなく頭脳として相手を観る。
パートナーとして必要とする。

これが「笛吹けど踊らず」「ひとり相撲」の状態を脱する社長の心得だと考えています。

原因は社員ではなく社長のあり方にある。

選挙を見てそんなことに気づきました。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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