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何屋といったカテゴリーに縛られず「自分の表現の場」と考えると道が拓ける

タウンページにある業種のカテゴリーが役に立たない時代になったと実感しています。
例えば、外食しようと思った時に、明確に寿司が食いたいといった希望がある時は別ですが、多くの場合そうじゃないですよね?
「今日、何食べる?」って迷います。
そんな時に知りたいのは「家族で落ち着ける店」とか「彼女と良い時間を過ごせる店」といった情報ですよね?

就職や「自社をどんな会社にするか?」といった選択も同じだと思います。
「何屋」といったカテゴリーに縛られず「自分の表現の場」と考えると道が拓けると考えます。
同時に、時代がそれを求めていると。

既存のカテゴリーに縛られず、職業の定義を変える

昨日は僕の母校(高校)でキャリア教育の講演会を行いました。
対象は高校1年生、まだ将来のことなんて考えずに、今を楽しんでいる時期です。
生徒に質問をしました。
「将来、就きたい職業が決まっていますか?」と。
ざっと6割以上が「決まってない」と答えました。
当然だよね?
僕が高校生の時はテニスに夢中になっていて高体連で勝つことだけを考えて毎日を送っていましたもん。
後は、彼女が欲しいって(笑)

社会のことを知らないのだから決めようがありません。
その代わり、自分を知るために、夢中になれることに浸かって欲しいと思っています。
「どんなことに夢中になるのか?」「何を愉しいと感じるのか?」「強く憧れを抱くことは?」…自分の魂から湧き上がる衝動を満喫して欲しいのです。
それが将来、役立つ時がくるからです。

僕は職業をこう定義しています。
「自分という人間の特性、才能、経験を活かして人のお役に立つカタチ」と。

例えば、弊社の20代の女性スタッフは美術(絵)が得意で、その方向に進む夢がありました。でも、今、彼女は弊社(新聞店)で仕事をしています。
一般的には「新聞店の事務職」ですが、僕の定義では違います。
「新聞店の事務職という舞台で自分を表現している人」です。
夢中になれる「絵」を活かしチラシなどのイラストを制作してくれています。

職種が主で個人が従ではなく、個が主で職種が従の時代だと考えます。
つまり、人の数だけ職種があるということです。
これは理想論ではなく、経営者にとっては強い企業をつくるための実務だと考えます。

今いる場所で自分が輝く表現方法を探る

2代目、3代目の後継社長が社長に就任する理由は、取りも直さず「先代の子だから」ということが多いと思います。
しょうがなく継いだという人も多いと思います。
それで良いと思います、最初は。
「舞台を先代からいただいた」と考え、自分がその舞台でどんな舞を踊るか?を考えれば良いと考えます。

希望を抱くことが大切だと思います。
東京大学が研究を進めている分野に「希望学」があります。
「希望の多くは失望に変わる。しかし希望の修正を重ねることで、やりがいに出会える」という考え方です。

子供の頃に就きたかった職業に就けた割合は、中学3年時の希望については15%、小学6年時については8%しか実現していないそうです。

夢はほとんどが叶わないってこと。
でも、ここからが興味深い。
子どもの頃に夢があった人の86%が今の職業にやりがいを感じているそうです。
無かった人は77%、大きな差です。

ここから言えることは、夢の修正を重ねることで、(職業は変わらなくても)自分の特性に合った仕事を自ら創り出すことができるということです。

僕は3代目の後継社長です。
10年以上前のことですが、将来のビジョンが描けず悩んでいた時に尊敬する方から「お前の氏名は?」と訊かれました。
「米澤晋也です」と答えると、彼はこう言いました。

「米澤晋也を生きることがお前の使命だ」

職種は従である。
主である自分を輝かせる舞台であると考えています。

あなたにはどんな「湧き上がる衝動」があるでしょうか?
きっとオリジナルの表現方法があると思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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