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人の心を動かす言霊の使い手になるにはどうすれば良いのか?

優れたリーダーに共通する才覚に「心が動く言葉を使う」というものがあると思います。
理屈抜きに直接、魂にガンっと入ってくる言霊です。
そういう人、いるでしょ?
組織に変革が起きる時は、必ずと言っていいほど素晴らしい言霊があると思います。

言霊はセンスもありますが後天的に習得できるものだと僕は考えています。
これまで何人も習得してきた人を見てきたからね。

今日の記事では言霊について考えてみたいと思います。

声の文化の住人、文字の文化の住人

僕が言霊の達人だと思うのは小泉純一郎、元首相です。
当時の横綱、貴乃花が怪我に耐え優勝した時の内閣総理大臣賞授与の言霊が今でも記憶に残っています。
覚えてますでしょうかね?

「怪我に耐えてよく頑張った!感動した!」

でっかい声でこう言いました。
理屈はよく分からないが妙に感動したり納得してしまうパワーがありますよね?

この時に、感動とともに「声の文化の人なんだな〜」と思いました。
声の文化とは文字を使わない民族・部族に多い文化です。
彼らは文字を使わないため論理的な説明ができないといいます。
例えば、「木がどういうものか説明して下さい」と言うとね…
私たちは文字を使える「文字の文化」の住人なので「根が地中にあり、幹があり、そこから枝がいくつも出ていて…」と体系的に説明することができますよね?

これが声の文化の住人は「木は偉大なものだ」とか、感性的なことを言うそうです。
論理的な説明は苦手ですが、心が動く言霊が得意。
一方で文字の文化の私たちは論理的な説明は得意だが、心の琴線に触れる言霊は苦手なのです。
ところが文字の文化の住人の中にも、少数ですが言霊の使い手がいます。
僕は、彼らの言霊放出の研究をした時期があり、一定の法則があることを発見しました。

誰でも、とまでは言いませんが相当な人がトレーニングで習得できるお考えています。

「感 即 伝」でエネルギーの乗った言霊を吐く

僕は、夢新聞の講師を養成する講座の中でこのトレーニングを取り入れています。
「感 即 伝」の訓練です。
そういうものかというと、何か心が動く映像を見てもらい、どう「感じたか」を口にするというものです。
簡単そうに思えるでしょ?
でも、文字の文化で育った人には難しいのです。

その原因は2つあります。
1つは、つい癖で理屈の解説をしちゃうんだよね。
感じたことをストレートに口にすればいいだけなのに、気づけば解説が始まっちゃう(笑)
評論を聞いても誰の心も動きませんよね?

言霊とは、感じたことを即、言葉にした時に生まれるのだと考えています。

難しい原因のもう1つは、感じる力…感性が鈍化している場合です。
「感 即 伝」は感じることから全てが始まります。
感じる力が鈍いと言霊にはなりません。
なのでビジネス書ばかりではなく芸術に触れ、純粋に愉しむことが大切だと思います。
「勉強のために触れる」じゃないよ(笑)
純粋に愉しむってこと。

組織が変わる時には言霊があります。
変革は一気には起こらず、まず言霊に共鳴した少数派が動き出し、その姿を見た多数派が後を追うというカタチで全体に広がっていきます。
言霊は少数派に届けば良い。

「理屈抜きに”自分が信じるもの”を感即伝で伝える」

多数派に伝播しそうな時は「文字の文化」が必要になると思います。
社内でそれに長けた人は多いと思いますから、その人に任せれば良いと思います。

言霊は後天的に習得できるものなのです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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