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あなたの会社を救うのは数パーセントの好奇心旺盛な社員たちである

自発的に動く社員は「風土」でつくられる

指示されないと動かない、挑戦意欲が低い、飛び抜ける人を抑える村社会的な雰囲気がある…変化が激しくお客様の欲求が高度になった今、こんな状態では時代に取り残されてしまいます。現場のことは現場の人間が最も詳しいし速く動くことができるから、彼らが自発的に動いてくれたら良いのにと思います。

でも、考えてみればほとんどの人は子どもの頃から「黙って聞く」「良い子にしている」「ちゃんと従う」ことを躾けられてきたのだから無理もないと思います。

ところが、集団の中には多分、子どもの頃から言うことを聞かない人=好奇心旺盛、自分の意志で動いてきた人がいると思います。
言ってみれば不良社員です(笑)
割合にして3%〜5%くらいだと思いますが、彼らが会社を救うと考えています。
彼らはあなたの会社にもいる。

彼らの行動が全体に広がる環境と仕組みを創ることが、アクティブに課題を解決する集団を実現する最も有効な方法だと考えます。

弊社は15年前に指示ゼロ経営を導入しました。
最初は失敗の連続でしたが、今では相当数のスタッフが自分の意志で動くようになりました。
風土として定着した感があります。
面白いのは、新入スタッフもすぐに自分の意志で動くようになることです。
みんな、入った時は「なんか変な会社」と感じるようです(笑)
先輩たちが指示命令がないのに動くのを見てそう感じるようです。

でも、この世界ではそれがスタンダードなので、すぐにその文化に溶け込むんです。
そうなんです。「人はルールではなく文化で動く」という性質があるんだよね。

とは言っても、最初から自発的に動く風土があったわけではないんです。
「気付いたらできていた」…そんな感じです。

では、気づいたのはいつか?と言えば、15年前にスタートして8年くらい経った頃です。
今なら1〜3年以内にできると思いますがね。

さて、正確に言うと「できる」でははなく「なる」なのです。
まるで発酵が進むようにジワジワと文化が醸成されていく感じね。
その発酵の鍵を握るのが「言われなくても自分の意志で動く数%の不良社員」です。

最初に動く人を見て、カッコいい、楽しそうと思った人に徐々に伝染していく

言われなくても自発的に動く人は、この国では変わった人だと思います。
指示通りに動いた方が、あらゆる面でリスクが少ないでしょ?上手く行かなくても指示を出した人の責任だし。
それでも動くのが彼らなのですが、その動機は一体、何のか?
経営者、特に起業した人なら感覚的に分かると思いますが、彼らの動機は好奇心、独立心、革新的なことをしたいという意欲しかありません。
損得勘定よりもイノベーティブなことに関わっていたいという動機です。

それは消費の現場でも見られて、新製品を並んでまで買う人たちです。
少し待てば価格も下がるし不具合も改善されるのにとり憑かれたように新製品を買う。
その行為自体に快感を覚えているとしか思えないですよね?

僕がiPhoneを買ったのは3Gの頃でしたが、買った動機は「iPhoneを使っている人がカッコ良かったから」です。
だから「スネ夫」って言われるんだろうな〜(笑)
ドコモからソフトバンクに乗り換えたのですが、当時はまだ電波のカバーエリアが少なかった頃です。
多分、僕はイノベーターではないけど、それに近い存在だったのだと思います。
その証拠に、変な不具合がないか、すでに使っている人に聞きましたから真のイノベーターではないと思います。
ソフトバンクのショップに電話して「バイブレーターはついていますか?」なんて聞いたし(笑)
僕に周りの友人は、僕が自慢げに使っているのを見て、「ちょっと触らせて」となり購入していきました。
やっぱスネ夫だ。

企業内に自発的に動くというムーブメントが起きるのも同じです。
最初に動き出した人を見て、カッコいい、楽しそうと思った人に徐々に伝染していきます。
周りの多数派は、彼らの取り組みに不具合がないか安全を確認をしてから動きます。

弊社では「誰にも縛られない自立した生き方」「個を発揮しながら、個同士がつながる働き方」…それを「らしさ」として僕が掲げました。
そこからムーブメントが起こった。
僕が「気付いたらできていた」と感じたのは、多数派が動き出した時でした。

さて、スマホの例で言えば、いまだにガラケーを使っている少数派がいますが、社内にも同じタイプの人間がいます。
弊社でも、言われたことだけをこなすスタッフもいます。

それで良い、いや、それが集団としての自然な在り方だと考えています。

社長は、イノベーターがワクワクするビジョンや働き方を示すこと。
彼らと一緒にイノベーションを愉しむこと。
そして彼らの姿を周りのスタッフに知ってもらうこと。
何よりも自分の支配下に置き、コントロールしないことだと考えます。

Everything’s gonna be alright.
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです。

 

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社内にイノベーションを起こすには、数パーセントのイノベーターの行動を全体に広げること。
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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