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個人の性質、個性を活かした事業設計が求められる時代になった

現代人は本当に忙しいですよね。
忙しいとは「心を亡くす」と書きますが、そんな日々が続くと「本当に考えなきゃいけないこと」が忙殺されてしまいます。
 
目の前の仕事に忙殺され、「いかに生きるか?」を考えなくなってしまうことが多いと思います。
それは、今の時代、個人にも企業にも大きな損失になると考えます。
人生的にも経済的にも。
今日の記事ではそんなことを考えてみました。

忙しすぎて、自分らしい生き方を考える余裕がない

先日、東京で人財開発推進機構さん主催のセミナーがあり、僕も講師の一人として登壇しました。
講師の1人、人材育成のプロ中のプロ、湯ノ口弘二さんがおっしゃった言葉がとても印象に残っています。
他人はごまかせても自分をごまかすことはできない
 
心に刺さりましたよ〜
どんなに上手に言い訳をしようとも、自分の心をごまかすことができません。
ごまかすと後で、後悔が自分を苦しめます。
 
人は、やって失敗した時の後悔は時間が癒やしてくれます。
でも、やらなかった後悔は時間とともに膨れ上がります。
医師として終末医療に携わってきた大津秀一先生の著書「死ぬときに後悔すること25」で紹介されている後悔も同じです。
色んな後悔があるけれど、どれもやった後悔ではなく、やらなかった後悔です。
 
毎日に忙殺され、考えなきゃいけない「本当に大切なこと」をしなかった後悔はものすごく自分を苦しめます。
 
そんな毎日で忙殺される代表は「本来の自分を生きる」ということだと思います。
目の前の成績、評価、お金、名誉…それに振り回され自分をないがしろにしてしまう。
忙しすぎて、自分らしい生き方を考える余裕がなくなる。
「もっと自分に正直に生きとけばよかった…」そんな後悔をしてあの世に旅立つのは嫌ですよね?
 
心の豊かさの時代だと言われますが、人生の時間の大部分を使う仕事で、自分の在り方を犠牲にしていたら、それはとても勿体ないことだと思います。

個人の性質、個性を活かした事業設計が繁栄の礎となる

僕もそうですが「何をするか?(Doing) 」「何を手にするか?(Having)」に意識を奪われがちだと思いますが、この2つの前に「自分は何者なのか?(Being)」が大切だと考えます。
 
「自分は◯◯な人間」→「だから◯◯をする「「◯◯がしたい」→「その結果◯◯を得る」
Being→Doing→Havingが繋がった、本来の自分を生きる人は大きな幸福を感じています。
そして、仕事の行為自体から大きな満足が得られるから、すごく高質な仕事をします。
 
今の時代、社員がいかにこの繋がりで仕事をするか?は組織の存亡を左右する一大事だと考えています。
以前の大量生産・大量消費の時代はモノをどれだけ効率よく作るか?が企業にとっての課題でした。
この場合、人間はロボット化されます。
そもそもロボットの語源は「ロボタ」…チェコ語で強制労働を意味します。
モノを大量に作る、大量に売る機能の一部として扱われますが、24時間365日、文句を言わず働くロボットには敵いません。
 
自社の社員をロボット化させてはいけない…今の時代の経営において社長が真剣に考えることです。
 
例えば、僕が印象に残っている男性社員さんがいます。
弊社のスタッフではありません。
以前にBMR研修でお邪魔した企業さんです。
研修中の印象から、あまり積極的に前に出るタイプでないことは分かりました。
グループディスカッションでもあまり発言はしていなかった。
 
事前に社長から社員さん1人1人のプロフィールを聞いていましたが、その男性社員はドローンが趣味だということでした。
 
BMRでは自社のビジョンを全員参加で描きますが、描いた未来の中にイベントの開催がありました。
そうしたら別の社員さんが彼に言いました。
 
「◯◯さん、イベントの時はドローンで空中撮影してよ!」
 
その時の彼の笑顔が忘れられません。
何か、心の奥底から湧き上がってくるワクワク感、衝動が表情に表れていました。
 
「自分は何者なのか?」
前に出るタイプではない彼だからこそドローン撮影は向いていると僕は思いました。
目立たないところで大活躍をする。
そう考えると「前に出るタイプではない」というのも立派な才能になります。
それが活きる1つのカタチがドローンであり、他にもあると思います。
 
「他人はごまかせても自分はごまかせない」
 
人は、本当の自分の在り方を魂で気付く力を持っていると思います。
だから、個人の性質、個性を活かした事業の設計が求められると考えるのです。
 
それが心の豊かさと経済的な富、両方を創り出す最高の経営、人生になるのだと。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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