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対立を超え、力を合わせる組織にするための対話術

仕事をしていれば意見の対立はつきものです。
ストレスになるので、できれば避けたいところですが、安易に回避しようとすると馴れ合いの集団になってしまいます。
 
対立しても、その後、ちゃんと対話を積み重ねるチームにはどうすればいいか?
今日はそんな記事を書きますね。
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対立の真の原因はエゴのぶつかり合いである

対立には乗り越えられるものと、そうでないものがあります。
もう、方向性の違いというのはどうしようもないと思います。
人気バンドが「音楽性の違いで解散します」なんてのはお互いのために袂を分かった方が良い。しょうがないのです。
 
これは2代目、3代目の後継社長が事業を引き継いだ時によく起こります。
これまでの方針を変える必要に迫られた時に、古参の社員が賛同できずに辞めていくケースです。譲れないものが互いにある時は、しょうがない。
むしろ良いことだとさえ思っています。
 
しかし、多くの対立は、方向性・目指すものが同じで「やり方」で対立しています。
大変だけれども、それは乗り越えることができます。
 
その場合の対立ですが、実は意見の違いではなく、意地の張り合いということがもの凄く多いと感じています。
 
その背景には、自分の意見が否定された=自分の存在の否定と感じてしまうことがあります。
エゴのぶつかり合いです。
ムキになっている時は、だいたいこれ。
 
これが一発で解決する最も有効な方法は「危機に直面すること」です。
宇宙人が襲ってきたら、人類は争いをやめて一致団結するに違いありません(笑)
 
しかし、危機に直面する前に有効な対話をするなら、そこには「対話の作法」が必要です。

積み重ね、高め、広げ、深める

ミーティングでの対立には「みんなが心掛ける作法」があります。
それを教えてくれたのは、僕が代表理事を務める「一般社団法人ドリームペーパーコミュニケーションズ」通称「夢新聞協会」の事務局長、多田啓二くんです。
 
かれはファシリテーションのマスターですが、作法をよ〜く分かっています。
ミーティングは、多様な考えや知識、経験を持つ人が集まった方が活性化します。
でも、それは対立も生みやすい。
 
実際に、多田くんがファシリテーターのミーティングに参加したことがありますが、まず方向性・ゴールを確認することから始めていました。
そこからアイデアを活発に出し合い、合意を形成するのですが、そこで対立が生まれました。
「自分の意見が否定された=自分の存在の否定」の構図で、ヒートアップするんです(笑)
 
そこで彼はひとことアドバイスをしたのですが、これが効く。
 
「『Yes but』ではなく『Yes and』で積み重ねよう!」
 
どういうことかと言うと、相手の意見をちゃんと受け止めて、そこに付け足すという対話術です。分かりづらいですよね?
 
具体例を紹介しますね。
Yes butの会話。
「米澤さんのそのアイデアはとてもよいと思います。(Yes)ただ(but)コスト面が考慮されていませんよね」
 
ムカつくわ〜(笑)
でも、よくあるでしょ?こういう対話って。
そうなると自分を否定された気になり不毛な対立が始まる。
 
対し、Yes andの場合。
「米澤さんのそのアイデアはとてもよいと思います。(Yes)そのアイデア「ならば」(and)コスト面がクリアになれば進められそうですね」
 
ええヤツだわ〜(笑)
 
この積み重ねを繰り返すと、最初に発言した人のアイデアとは全く違う、新しい「第3の解」が、気づけば生まれ落ちたなんて事があるのです。
 
積み重ね、高め、広げ、深める。
 
こんな対話ができるチームにしたくないですか?
対立は誰でも嫌ですから、みんなが積極的に心がけてくれると思います。
 
作法を知るって大切ですよね〜!
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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