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コミュニケーション能力の高い人を採用時に見抜く方法

コミュニケーション能力(以下、コミュ力)が高い人が欲しい、そう考える経営者はとても多いと思います。
僕もそうだもん。
でもね、コミュ力ほど誤解が多いものもないと思うんです。
「コミュ力が高い人ってどんな人?と聞けれてもなかなか具体的に答えられる人は少ないと思います。
 
コミュ力の定義をハッキリさせ、採用でそれを見抜く力が必要だと考えています。
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ノリが良い人=コミュニケーション能力が高い、ではない

経団連が2015年に行った調査で、企業が採用の際に重視する項目の第1位が「コミュ力」でした。
ところが採用したら「口が上手いだけだった」ということで困惑している企業があるようです。なるほど〜分かる分かる。
僕もコミュ力を勘違いして大変な思いをしてきましたからね。
 
僕の勘違いは「ノリがいい人」「リアクションが早い人」「肯定が上手な人」でした。
会社説明会で僕がビジョンを語ると、首が取れるんじゃないか?ってくらいにウンウン頷き、面接では「それ、最高だと思います!!!」って瞬時に言う。
経営者ってそういう人が好きで、コミュ力があると勘違いしてしまう。
 
でもね、実は僕の話をほとんど聞いていなくて、ただリアクションが派手な人だったということが結構あるんです。
「うぇーい!!」ってノリだけの人。
飲み会だったら楽しいけど、一緒に仕事をするとなると考えものですよね?
 
コミュニケーション能力とは「相手の言いたいこと、気持ち、気分を察して、適切なアウトプットが出来る人」だと考えています。
 
上辺の話ではなく、対話を深めていくとそれが嫌でも分かります。
ノリが良いだけでコミュ力がないことも見抜けます。
なぜなら、話を深めるには対話のキャッチボールが必要だからです。
相手の発言をしっかり受け止めてから発言しないと、いつまで経っても深まりません。
しっかり受け止めずに発言すると、「あ、スルーされた」と気づきます。
聞いているふりだけで、自分の言いたいことを突然投げてくるのです。
 
逆に、口下手で反応は遅くても、自分の事を考えてくれる人って素敵ですよね?
着実に深まり、生産性の高い対話ができます。
 
あ、ここで申し添えると、ノリが良い人がダメってわけじゃないですよ。
ノリが良くてコミュ力も高い人もいますからね。

対話を積みさね成果に到達できる人間を見極める

さて、ではどうすればコミュ力が高い人を見抜けるか?という話です。
僕は、採用時にグループ討議をしてもらうのが良いと考えています。
既存の社員でコミュ力が高い人にも入ってもらうのが良いと思います。
 
難しい課題を出して、その解決策を出してもらいます。
例えば、「ある企業で成果主義を導入したらチームワークが悪くなり、社長が困っている。成果主義をやめようかとも思ったが、それだと成果を出している社員から不満が噴出することが予測される。どうすれば良いか?」なんて難しい課題です。
 
難しい上に答えは1つじゃないから、対話を重ねないと「チームとしての解」は出ませんよね?ノリだけの人は、解を導き出すことに意識を向けない傾向があります。
いつまで経っても単発のアイデアが飛び交うような状態になります。
悪く言えば、思いついたことをポンポン言っているだけ。
 
これは外部から観察している人には分かりづらいのですが、輪に入っている既存の社員にはハッキリと分かるんです。
非常にもどかしい思いをするからです。
「この人、結論に到達する気があるのかな?」とか「あ、今、私の話をスルーした」とよく分かるんだよね。
 
こういう人はコミュ力が高いとは言えませんよね?
 
物静かで口数が少ない人の中にもコミュ力が高い人はいます。
もちろんノリが良くてコミュ力が高い人もいます。
 
昔、たった1回だけの面接で、僕が会社のビジョンを語ると「それ良いっすね〜!」とノッてきて、僕が「そうでしょ〜?」「じゃあ、一緒にやろう!」なんて決めていたことが今では恐ろしく感じます(笑)
 
人の採用は、企業にとっても本人にとっても一大事です。
 
だからこそ、後悔のない採用活動をしたいですね!
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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