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上司でなく仲間同士で注意し合えるチームをつくろう

公開日: : 学び合い, 組織育成

chuui
社員に注意を与えるのは誰か?
通常、上司や先輩や社長だと思いますが、活性化している会社では仲間が注意を与えます。
なぜそうなるかと言えば、社員が会社で起きていることを自分事と捉えているからです。
 
逆に、いつも上司が注意を与えていると、社員の中に「それが上司の仕事」という認識ができ、何かあるとすぐに上司に相談に来るようになります。
「◯◯のことなんだけど…」って具合に。
そんなのは本来の社長の仕事じゃないよね?
 
指示ゼロ経営では、社長が社員を個別に注意することは原則としてしません。
度を越した場合は個別に叱りますが、そういう事は稀です。
 
今日の記事は、個人的に注意しないことで自律的に成長する組織を創るという話です。

社員に一番影響を与えるのは仲間の行動

そもそも、叱って問題が解決するのであればすべての企業から問題がなくなっているはずですよね?
他人と過去は変えられないと言いますが、一方的に叱ると反発が起きるだけです。
じゃあ、丁寧に対話すればいいか?という話です。
それは非常に効果があると思います。
しかし、指示ゼロ経営ではそれもしないのです。
なぜかというと、それをすると「注意するのは社長、上司の役割だ」という認識が全員にできてしまうからです。
 
社員に一番影響を与えるのは社長・上司ではなく、同じ立場の仲間です。
「社長<上司<先輩<仲間」…そんな関係です。
 
社長や上司の目はごまかせますが、仲間の目はごまかせません。
そして、社長に嫌われるよりも仲間に嫌われたほうが辛い。
 
だから仲間が一番影響力を持っているのです。
 
社長が注意すると、社員の自発的な成長の機会を奪ってしまう危険性がある。
だから、仲間同士で注意し合える関係が一番有効だと考えているのです。
ただし、あまりに酷い場合は例外ですよ。

リーダーは1人1人ではなく集団に関わる

チームの成長は誰の責任か?と問われれば、それは全員のはずです。
最終責任はリーダーにありますが、過程では全員に責任があります。
まずは、その事実を全員で確認することが大切だと思います。
組織は1人じゃ出来ないことを実現するために結成するのだから、1人1人が一番得をする方法は「組織として成功すること」ですよね。
 
一部の勝ち組が全体を引っ張るのは集団力学的に効率が悪く、みんなの力を結集し、みんなで勝つのが一番です。
 
だから、全員がチームの成長に責任を持とうという話になるわけです。
「私はできています。でも他人は関係ありません」という態度はご法度です。
 
「みんなの力を結集してこそ勝てる」…その認識を社員が持てば、サボっている社員を仲間が注意するようになります。
 
こうした仲間の行動は、それを見た人にも影響を与えます。
仲間同士で注意し合うということを学ぶわけです。
 
そして、リーダーはそうした様子を観察し、個人ではなく「チームに対し」フィードバックを与えることが大切です。
「自分たちで切磋琢磨できて凄いと思う」と気持ちを伝えること。
逆に、出来ていない場合もチームに対し指摘をすることだと思います。
 
あくまでも集団に関わっていく姿勢です。
 
社員個別に関わると、常に社員から「◯◯さんは…」と言った個人的な相談を受け、がんじがらめになってしまいますからね。
 
チームは、そこに属する1人1人が育てていく。
リーダーの役割は、それができるチームを育てることだと考えています。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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