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創造性の低い組織には「いや…」が多い。高い組織には「なるほど」が多い。

公開日: : 組織育成

今、多くの企業が、過去の延長線上での改善をどれだけしても最終成果に結びついていません。というか、改善では解決しない課題に直面しています。
極端な例で言えば、どんなに優れた経営者であっても今の時代に石炭で成功することはできないですよね?
 
業態が陳腐化している場合は、新しいアイデアをもって進化することが求められます。
クリエイティブな集団にすることが大命題です。
今日は、それをたった1人の天才でなく集団から引き出すには?という話です。
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天才を求めるか、集団の知恵を求めるか?

業態の陳腐化の原因は市場の成熟化や、新しい技術の登場により加速しています。
モノに溢れ、生活者は「特段欲しいものがない」と答えているから、過去の延長線上でモノを開発しても売れません。
便利なスマホが普及したら、相当数の情報が手の平で入手できるから新聞を読まなくなる人が増えます。
 
以前に、イチロー選手が「変わらなきゃも変わらなきゃ」と言いましたが、本当にそういう時代になったと思います。
 
変わるには、まず、アイデアが必要です。
成長する企業には必ず素晴らしいアイデアが生まれ落ちた瞬間があります。
エジソンの明言に「1%のひらめきと99%の汗」と言いますが、アイデアがなければ、その後の努力はしようがありませんよね?
改善に必要なアイデアと、新しい創造をするアイデアは、その「ぶっ飛び方」が違います。
後者は、なんせ前例にない事だから聞いた人が「マジかよ!」ってなる。
そのくらいのアイデアが必要な状態の企業が多いと思います。
 
それをどの様に組織から引き出すか?
経営者にはその力が求められると考えます。
 
方法は2つあり、1つは1人の天才が生み出す。
もう1つは集団から引き出す方法です。

「なるほど」の先に生まれ落ちる「第3の解」

どちらの方法でも良いのですが、僕は集団から引き出す方法は必須だと考えています。
なぜなら、そんな天才がいない企業がほとんどだし、1人の天才がずっと斬新なアイデアを出し続けることは不可能だからです。
スティーブ・ジョブズは天才ですが、彼亡き後のアップルに必要なことだと思います。
なんか偉そうだな、僕(笑)
 
ちなみに僕は天才でもカリスマでもないので、この方法をとっています。
 
そのためのキーワードは「対話」です。
僕は多くの企業の会議にお邪魔して、会議には3つのカタチがあると気づきました。
1、発言しづらい雰囲気
2、対立が激しい
3、対話
 
活性化した組織には、必ず「対話」があります。
停滞している組織には「馴れ合い」があります。
そして、馴れ合いから対話に進む過程には「対立」があります。
対立状態の特徴は、とにかく相手を論破することに燃えています。
相手の発言に対し、「いや、でもね…」とか「でも」が多い。
「でも」が「でも」を呼び、いつまで経っても建設的な議論にならない状態です。
 
でも(←とか言っているし 笑)、馴れ合っているよりも対立状態の方がマシだと思っています。
集団に共通の目的・目標があれば、対立は対話になる可能性が高いからです。
達成したいとみんなが望んでいるミッションがあれば、やがてそうなる。
 
対話の特徴は「なるほど」という言葉が多いこと。
相手の発言に対し「なるほど」と言う。
最初のうちは、発言が斬新であればあるほど「なるほど…でも…」と次に続く言葉が否定的なこともありますが、やがて「なるほど、それなら…」に変化していきます。
これが建設的な対話で、この積み重ねの先に「第3の解」が生まれる可能性があります。
誰も思いつかなかった素晴らしいアイデアです。
 
対話の特徴は、生まれ落ちたアイデアに対し、みんながオーナシップを持つことです。
みんなが自分事と捉えたら、その後の実行もスムーズだし、パワフルです。
 
創造の時代、社長の最大の任務は、アイデアと知恵と引き出せる集団を育成することです。
 
それでは今日も素敵な1日を!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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