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小学5年生の女の子が見せた、自分を観る勇気

公開日: : 最終更新日:2016/12/15 日常の気付き, 現代人のモチベーションと創造性

誰にも他人に知られたくない自分はあると思います。
コンプレックスや過去の出来事…
心の奥に閉まって、自分でも見ないようにしている事実や気持ちです。

でも、そういうものを含め、勇気を出して自分を見つめてみることで、もっと素敵な自分が発見できると思います。

そんな女の子がいます。
小学5年生のSちゃんです。

新聞社が主催する「こども新聞コンクール」というものがあります。
小学生を対象にした手作り新聞のコンクールです。
今年で17回目、長野県内で10,000を超える作品が集まります。

kodomo

その地区予選に応募して、見事、優秀賞に選ばれたのがSちゃんの作品「私のアレルギー新聞」です。

生まれつき重いアレルギーを持っていて、好きなものを食べられない。
友達が美味しそうにケーキを食べる姿を、とても悲しい気持ちで見ていました。
学校の調理実習でもアレルゲンを触れないから、みんなと一緒に作れない。

僕にはSちゃんの気持ちを理解してあげることはできませんが、とても悔しく悲しい思いをしてきたと思います。

お母さんも同じです。
以前に、毎日、ご飯を作る度に「こんな身体で生んで、ごめんね」と心の中で謝り続けてきたそうです。

これがSちゃんの「私のアレルギー新聞」です。

saho

僕は、16年間、本当に素晴らしい作品を見てきましたが、感動したのは初めてです。
この新聞はSちゃんそのもの。

悔しさ
悲しさ

そして希望…

11年間、生きて来た自分が赤裸々に綴られています。
そこにはお母さんも知らなかった、Sちゃんの本当の気持ちも書かれています。

僕が感動したのは「アレルギーがあって良かったこと」の欄です。

卵と乳アレルギーの人も食べられるパン屋さんに出会ったこと。卵と乳を使っていないパンは固くて嫌いだったけど、大沢さんのパンはどれもおいしい。アレルギーじゃなかったら知らなかったと思うからアレルギーでよかった!

自分と向き合うのは勇気がいたと思います。
まして、それを新聞にし多くの人の目に触れられるのだから。
でも、勇気を振り絞って自分自身を、自分の人生を見つめた時に、きっと自分が大好きになったと思います。

勇気ある自分。
困難に負けない強い自分。
そして、人の痛みが分かる優しい自分に…

Sちゃん、おめでとう。
次は全県の最終コンクールだね。

あ、もう、どんな賞をもらうかなんて関心ないか。

それでは今日も1日、素敵なあなたでいきましょう!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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