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組織を活性化したければ人事査定の権限を社長から切り離すこと

中学生が内申点を気にするように、社員は査定・評価を気にします。
逆に、それが社長の武器になるわけですが、それを手放すことが本当に組織を活性化するためには大切です。

今日は、それを手放し自律型組織を作った社長の事例を紹介しますね。

社長の指示命令をスルーする会社がある

指示ゼロ経営って誤解されるんです。
「指示命令をしない」と捉えられるんですが、「指示命令の必要がなくなる」と言った方が適切です。
あるいは「指示命令ができなくなる」というパターンもあります。
指示しても社員が自分の意志で動くから言うことを聞かないのです。

例えば、先日、大阪で行った指示ゼロ経営セミナーに参加してくれた、飲食店「たこ梅」を経営する「てっちゃん」こと岡田哲生さんの会社がそう。
完全に指示ゼロ経営で、僕のセミナーに受講したのも、もっと先の世界を知りたいという動機でした。
てっちゃんのブログはこちらね。
「たこ梅ブログ 〜5代目てっちゃん〜」

たこ梅の会社の社員さんは指示命令で動きません。
指示を出しても、いとも簡単にスルーされるそうです。

てっちゃんに許可をいただいて、社内グループページを見せてもらいました。

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見ていただきたいのは、社長が沈黙している中でものすごく活性化していることです。

なぜこういう事が起きるのかといえば、社員さんはてっちゃんの事を恐れていないからです。
人柄もあるのですが、決定的な要因はてっちゃんが社員の査定を行っていなからです。
自分の武器を手放したのです。

「社長は怖くない」そんな環境づくりです。

あなたの言動は実質的に武器になっていないか?

普通、社長には強い武器があります。
査定や解雇などの決定権は最も強い武器になりますよね?
しかし、武器と言っても誰と戦うのでしょうか?
社員と?
まさか?ですよね。戦う相手ではないはずです。

社長本人は武器と思っていないくても、社員から見たら立派な武器ですから明確な形で手放したほうが良い。

例えば、弊社では採用に社員が関わります。
全員一致で採用を決めるので、必然的に人事権が僕の手から離れることになります。
採用の時だけ社員が参加して、解雇の時だけ僕の独断で決めることはできません。
ちなみに査定は最初からありません。

生殺与奪権を手放すこと。

任せても、必ずしも社長の思うとおりに動いてくれるわけではありません。
その時にケチをつけないことが大切ですが、社長だって人間だからつい文句を言ってしまうことがあります。
その時に、社員が社長の評価で動いたらそれは自発性ではないよね?

本当に自発性が育つと、社長の言うことをスルーするか反論するようになります。
それができる裏付けが武器の放棄です。

人事権でだけではなく、他にも高圧的な態度も同じです。

自分の言動が武器になっていないか?

一度見つめ直すことをオススメします。

手放すと手に入る素晴らしい世界があるのです。

それでは今日もステキな1日を!

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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