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肩書を気にしているうちは活性化した組織は創れない

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役職、肩書に縛られず1人の人間でいることが経営者には大切だと思っています。
肩書も所属も所有物もすべて本質的には自分ではない。
切り離して考えることが自律的な組織づくりには大切、そう考えています。

なぜなら、自律的な組織は肩書の力で実現するものではなく、社員1人1人の納得と共感で創られるものだから。

でも、人は肩書を持つとそれに縛られてしまうと思いますから、よほど注意が必要だと考えます。

人はいとも簡単に肩書に支配される

肩書と自分は別物と分かっていても、それに支配されちゃう。
例えば、僕はBMWに乗っていますが「米澤さん、BMWに乗っているんですね。凄い。」と褒められると嬉しくなりますが、それはBMWが凄いから褒められるのです。

「◯◯を持っている」米澤さん。「社長」の米澤さん。
こういうのが嬉しいのは肩書と自分を同化させてしまうからです。

他にも、こんなケースがあります。
僕は大学時代に警備員のアルバイトをしたことがあります。
イベントの警備員で、プロゴルフのツアーなどの警備をしました。
とてもアバウトな会社で採用基準が「警備服が似合うかどうか」だった(笑)
警備の「けの字」も知らない僕がいきなり現場に出るのです。
上司に「何をすればいいんですか?」と聞いたら「それっぽく立っているだけでいい。何かあったら無線で連絡しろ」とのこと(笑)

で、実際に立っていると観客から「蛇が出た」から始まり「不審者がいる」と言った通報が来るんです。
動揺を隠し、現場に行くと本当にデッカイ蛇がトグロを巻いている(笑)

とても楽しかったのですが、ある時、警備服を着た自分が高圧的な態度になっている事に気づきました。

肩書に支配されるとはこういうこと。
たかが警備服を着ているってだけで勘違いしちゃうんです。

よほど注意が必要だと思いました。

やっぱり楽しんでいる人には敵わない

じゃあ、どうすれば肩書に支配されないかと言えば、自分と自分ではないものの間に隙間をつくる、距離を置く習慣を身に付けることだと考えています。

例えば、自分の意見を否定されると腹が立ちますよね?
その時に、「意見を否定されただけで、自分が否定されたわけじゃない」と思考すること。

「BMWに乗っている自分が褒められた時は、BMWが褒められたんだ」と考える。
もし僕が凄いのであれば、仮にプリウスに乗ったら「すごい、プリウスって米澤さんが乗ってるんだって、オレもプリウスにしようかな!」ってなるから(笑)

昇格した瞬間に部下がお酌に来るようになったら「自分じゃなく肩書に対しお酌しているんだ」と解釈する。

自分と肩書を区別して現象を観ること。

自由とは「自分でいること」だと考えています。
他人からの評価、社会的評価ではなく、1人の人間として素でいること。
そういう人って、人生を愉しんでいると思います。
ワクワクしている。
キラキラしている。

組織づくりで言えば、肩書に支配されていると、社員を自分の意のままに操りたくなります。
社員が自由闊達に行動すると「この俺様を差し置いて」と不快な気持ちになる。
それだと自律型組織は創れません。

どうせ死んだら、肩書も所有物も、自分と同化していたものは何1つあの世に持っていけないですからね。

とまあ、偉そうに書きましたが、今朝、僕のZ4に鳥のフンがついていた時は「鳥の分際で」と腹が立ちましたがね(笑)
さて、掃除掃除。

今日も仕事を、人生を愉しみましょうね。

また明日!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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