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人材育成と組織づくりは「仕組み30%」「社長の内面70%」で決まる

僕は15年間指示ゼロ経営の実践と研究を重ねた末、人材育成と組織づくりは「仕組み30%」「社長の内面70%」という結論に至りました。

仕組みは人事制度や事業計画、賃金体型などの書面にできるもの…目に見えるものです。
内面は、社長の人間観、人生観など、可視化できないものです。
可視化できないものに真理があります。

それに気付いたのは、同じような仕組みを導入しても上手くいく会社とそうでない会社があり、その違いを観察した結果です。

今日は、制度を上手に活用するためには、まずは自分の内面を知ろうという話です。

スキルは、それを使う人間力で決まる

先日、「ネッツトヨタ南国」の横田英毅社長とコラボでセミナーをさせて頂く貴重な機会がありました。

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セミナーは普通、仕組みや手法を学びますが、横田さんはそれ以前の真理を語ります。
その中で特に印象的だったのは、鬼の話です。

経営者を鬼に、手法・テクニックを金棒に例え、こんな説明をしました。

①「大きな身体で大きな金棒を持つ鬼」
②「大きな身体で小さな金棒を持つ鬼」
③「小さな身体で小さな金棒を持つ鬼」
④「小さな身体で大きな金棒を持つ鬼」

強さは①②③④の順になりますよね?

横田さんが伝えたい事は、大きな鬼になろう…つまり社長の人間力を磨こうということです。
鬼が小さいのに大きな金棒を持っても使えないどころか、逆に振り回されてしまうだけです。

真理に気付くには自分を信頼すること

鬼が小さくて制度に振り回されてしまう例として、社員のヤル気を高めようと成果主義を導入したは良いが、制度に振り回されて上手くいかないケースをよく見ます。
金棒、つまり制度に頼りすぎてしまう。
公正な査定づくりに振り回され、評価のための評価に陥ってしまう。
目的を見失う、よくあることですよね?

ヤル気を高めるのであれば、真理を知ることだと考えます。

人は信頼して任せることでヤル気になり成長するということ。
とてもシンプルな人材育成の原則ですが、これは大きな鬼でないとできませんし、これがあって初めて仕組みが活きてきます。

真理は確固たる人間観に基づきます。

「人は信頼には信頼で応える」
「人は生来的に自律的で積極的」

これを信頼することだと思います。

でも、「絶対か?100%そうか?」と問われれば、絶対とは言い切れません。
しかし、少なくとも人材育成に長けた経営者はこれを実践していることだけは確かです。

それを信じられるということは、イコール自分を信頼すること。

結局、内面との対話になります。

僕も、毎日葛藤しています。
でも、それが唯一、大きな鬼になる手段だと考えてがんばっています。

さて、2015年もあと2日です。(←って昨日も書いたけど(笑))

有終の美を飾りましょう。

それではまた明日!

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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