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アリババ騒動を見ると、小さな会社の繁栄の道が見えてくる

おはようございます。
昨日のNHKクローズアップ現代で、中国のネットショッピング大手「ネコババ」いや、「アリババ」(笑)について特集をしていました。
なんでも11月11日に行ったネット通販イベントでの売上が1兆7587億円を超えたと言うんだからすごい話です。

aribaba

「爆買い」なんて言葉があるくらい、今の中国人にはすごい購買力があります。

アリババの話は以前の日本を見ているようでした。
つまり、すぐに成熟社会になるだろうなと感じたのです。
あの騒動を見て、ちょっと羨ましいと思ってしまいましたが(笑)、成熟社会を生きる僕たち小さな会社はどの道を進めばいいか?そんな記事を書きたいと思います。

工業社会のビジネス

当たり前の話ですが、モノがない時代には大量生産・大量消費の工業社会的なビジネスモデルが成功します。
以前の日本がそうでしたよね?
経済が成長し所得も増え、さらに消費が活性化します。

でも、それに限界があることも、日本経済の歴史を見れば分かります。
モノを買う→より良いモノを買う…
で、最終的にはモノの豊かさに飽きるのです。

総務省の調査では今の日本人の大多数が「モノより心の豊かさを求める」と答えています。
豊かさという目に見えない感性の領域を扱うのだから、商売はいっそう難しくなります。

さて、クローズアップ現代にアリババのイベントに参入した日本の子供服メーカー(M社)の話が出ました。
アリババとの打ち合わせで「商品の数が圧倒的に足りない」と指摘されていました。
「もう2万着は必要だ!」と強気に迫られ、M社の担当者は本社に電話で調達の要請をかけました。

「えぇ〜!?これから用意するんですか?」から始まり「分かりました、なんとか掻き集めてみます」と本社担当は答えていました。

掻き集めるってすごい表現だよね?

こういうビジネスもある一方で、こんなスタイルで商売をしている会社もあります。
成熟社会の商売です。

感性社会のビジネス

僕が大好きなお寿司屋さんは、最近新装開店をしました。
すごく美味しいのですが、それだけではなく行く度にお寿司の愉しさを教えてくれる名店です。
まだ40代前半の大将が握る寿司は、いつもお客様に驚きを与えてくれます。

新装開店後のお店は、以前よりもカウンター席の数が減りました。
さらに、入口が分かりづらい。

ドアを開けるのをためらうくらいに寿司屋っぽくないのです(笑)

その理由を大将は「常連さんに落ち着いて食べてほしいから、こうしたんですよ。まあ、売上は落ちるかもしれないけどね、ハハハっ」と笑っていました。

こういうところで食べたいですよね?
だから、以前よりも繁盛しています。

大量生産・大量消費とは真逆を行っていますよね?

以前に、ポール・スミスさんが朝日新聞で特集され「中国には進出しないのですか?」と尋ねられ、こう答えていました。

「あの国はまだ、ブランドのロゴが大きく入っている服が売れる。だからまだ進出はしない」

モノの豊かさを求めるフェーズだから、良い服の概念も違うんですよね。
「オレ、ブランド着ているんだぜ!」と自慢できる服が売れるわけ。

ポール・スミスさんは、自分が創りたい服はそれじゃないから進出しない。
売上よりも大切なものがあるのです。
「掻き集める」なんて発想は皆無です。

こういう人がデザインする服が着たいよね?

さて、2種類のビジネススタイルを紹介しましたが、そちらが正しいというものはないと考えています。
どちらが楽しいか?だと思う。

あなたはどちらの商売を目指しますか?って話です。

でも、あなたがお客様の立場だったらどちらを選ぶでしょうか?

心の豊かさを求める時代の商売は本当に面白いですね!

それでは今日も素敵1日を!

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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