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「みんなと同じだと安心する」という危険発想

先日、面白い少年たちに出会いました。
4人兄弟なのですが、学校に行っていないんです。
両親も変わっていて、ほとんど自給自足の生活をしていて、勉強も親が教えているそうです。
さらに地域のイベントに積極的に参加して、色んな人と交流をしています。

話をして感じたんですが、みんな素直で元気でとてもイキイキしています。
大人の顔色を伺わない、爛漫な印象でした。

彼らのことを色んな人に話しました。
賛否両論です。

でも、否を唱える多くの意見に「それでは社会でやっていけない」というものが多かったのですが、今日はその件について書きたいと思います。

時代が変われば求められる能力も変わる、創造性の時代の能力要件についてです。

みんなと同じが安心という時代は終わった

僕は第二次ベビーブームの申し子ですが、高校生の時に世の中はバブルでした。
経済が順調に伸びていった時代で、その時の価値観は「競争に勝ち抜く」だった。
他人より良い学校に進学して、名のある大企業に就職することが人生の勝利になると考える人が多かったのです。

みんな同じの中で、少しでも上のポジションを獲得しようという考えです。

その名残は今でも残っていますが、一方で全く違った潮流が生まれています。

「独自のものを生み出す」

みんなと違う、オリジナルの価値です。
社会が成熟して「みんな同じで、みんなつまらない」と感じる人が増えています。

オリジナルを創造する人は、やっぱり人と違うものを持っていますし、人と違うことを是とする環境で育つものだと考えます。

敬意を込めて「変人」と呼んでいます。

そして、そういう人も1人ではやっていけないから、人との関わりが大切になります。

多様な人がコラボする組織が独自の価値を生み出す

僕は自律型組織を研究する中で、集団が最も活性化する要件として、多様性と独立性が必要だということが分かりました。
多様な考えの人がいて、1人1人が自分を持っている=人に流されない集団です。
彼らが1つの目的に向かい創発すると、組織はものすごい創造性を発揮して、独自性の高い価値をつくり出します。

僕が学生だった頃とはずいぶん違いますね。

時代は変わった。

先ほどの少年の話しに戻りますが、「社会でやっていけない」という考えは、もしかしたら昔の社会構造での発想かもしれません。
そう答える方の多くは、僕と同じ世代だったし。

学校で教える教養を親が教えることができれば、集団の中で身に付くコミュニケーション能力を地域との関わりで習得すれば、それもありだと僕は考えます。
義務教育には反していますがね。

ただし、創造性は基礎の反復の上に成り立ちますから、親には相当な覚悟が必要です。

いずれにせよ「みんなと同じだと安心する」という発想は捨てたほうがいい。
そして、自分とは違う他者を受容する心が必要だと考えます。

少年たちの今後に期待したいですね。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

 

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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