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ユニフォームを私服にするだけで社員の自発性は育つ

弊社にはユニフォームがありません。
10年以上前に統一の制服を作ろうと思ったのですが、多分、僕が一番最初に着なくなると思ったのでやめました(笑)

もう1つ理由があったからです。

一致団結して作業を積み重ねて成果が出る仕事なら統一意識は有効です。
でも、もし、やっている仕事に創造性が求められるなら逆効果になるのでは?と考えてたのです。
社員が望んでいるのならOKですが、上から強制するのは百害あって一利なしだと考えています。
接客業は例外だと思いますがね。

創造性は社員に「選択の自由」がある時に発揮される。
今日の記事は、ユニフォームに限らず、どれだけ社員に選択の自由があるか?という話です。
ま、ユニフォームなんか、その典型ですがね。

社員に選択の自由がどれだけあるか?

選択の自由…自分で決められることが多いほうが、人は自発的になるし、それ故に創造的になることが分かっています。

例えばね、セミナー。
「席を主催者が決める、服装はスーツ指定」…これやらない方がいい。
ものすごく圧迫感を感じ、クリエイティブになれないからです。
僕もそういうセミナーに参加したことがありますが、ワークショップをやるとカンタンな業務改善案は出せるのですが、創造的で飛躍的な発案は出なくなります。

以前に、岐阜の未来工業に視察に行ったことがあります。
創業者の、個・山田昭男さんの話を直に聞けた、貴重な体験でした。
最初に見た時は、近所の農家のオヤジが迷いこんできたのかと思いました(笑)

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未来工業は製造業ですが、ユニフォームはありません。
珍しいでしょ?
作業に支障をきたさなければ基本、自由を貫いています。

選択の自由はユニフォームだけでなく、随所にありました。
その理由は、創造性を最も重んじているからです。
その成果は特許の取得数に現れていて、ソニーよりも多いんです(当時の数字ですが)
独自性の高い製品だから利益率も高く、お客様の奴隷になることもありません。

もし、これが創造性に重きをおかず、誰でも創れる製品を、とにかく安くというスタイルだったら選択の自由をなくし徹底的に管理した方がいいかもしれません。

どちらを取りますか?って話です。

コントロール願望に基づく統一はやめた方がいい

選択の自由を与えない背景には社長のコントロール願望があると思います。
作業に支障がなければ服装なんてどうでもいいじゃないですか。
製造業務だったらお客様に見られるわけじゃないし。

何のためにやっているのかといえば、(社員は望んでいない)統一感を、社長が欲しいからだと僕は推測しています。

それが社員の思考停止を生むと考えます。

朝起きて、「今日は何着て行こうかな〜?」って考えるのだって思考のトレーニングになります。好きな服、でも作業に支障をきたさない服、あるいはお客様に不快な思いを与えない服、それを考える時間だって社員の自発性を育てることに貢献します。

こうした小さな積み重ねが、やがて大きな決断を自らできる社員の育成に繋がっていきます。
そして、選択を任された社員は、自分(たち)が信頼されていることを感じます。

もしヘンテコな格好で来たら、上司が「その服でいいの?」って聞けばいいだけ。
ジャッジせずに、疑問を投げかけることです。

人は信頼には信頼で応える。
そういうものだと思います。

せめて小さな決断は譲りましょう、そのために妙なコントロール願望に気付くこと、そんなことを考えています。
あ、ユニフォームの話ね、洗わないヤツが必ずいるんだよね〜
洗濯の自由はあるのに(笑)

キャビン・アテンダントの制服が大好きな米澤がお伝えしました(笑)

それでは今日も素敵な1日を!

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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