*

「あなたさえしっかりやってくれたら」…そう思った瞬間に相手の人生に支配される

「あいつがしっかりしないから」
「あの人の考えは間違っている」
「もう少し配慮してほしい」

人間なら誰でも他人に多少なりの不満を感じながら生きていますよね?
それがストレスにもなっている。

でも、僕はある時に自分の中の「正義」を捨ててから少し楽になりました。
自分が正義だと思っているから「悪」に対し腹が立つけど、相手は相手で自分の正義で生きているんだな〜って気付いたんです。

今日は、人に振り回されない、他人の人生を生きない、自分の人生を生きたいねって話です。

僕の中学時代の担任のM先生は体育教師で、すごく怖い方でした。
でも、信念を持ち情熱にあふれる素敵な先生だった。

僕が中学2年生の時に、先生にカミナリ級のお叱りをもらった事があります。
毎日、日記を提出するのですが、そこにこんな事を書いたのが原因でした。

「部活に行ったら、ペア(テニスの)のH君が今日も来なかった。ああ、県大会の夢が…」

中学時代、僕はテニス部だったのですが、ダブルスのペアの仲間が全然練習に来ないんです。
ペアを結成した時に「県大会出場」という目標を立てていたにもかかわらず。

それに対し、M先生のコメント。

「ばか、ふざけるな」

デッカイ赤い字で殴りつけたように、それだけが書いてありました。
字からもの凄い怒りが伝わってきた。
当時の僕は「なんで?」と先生のコメントの意味が分からなかった。
でも、怖くて聞けなかった。

卒業してから思い切って先生にその真意を聞きました。
そうしたら、ひとこと…
「H君は、技術系の高校に進学したくて毎日、頑張っていたみたいだよ」

「?」という感じでしたが、大人になってその意味が分かりました。

僕は自らを「犠牲者」にしていたんです。

「Hが来ないから県大会に行けない」
「Hがもっとしっかりしてくれれば…」

彼が加害者で僕が犠牲者という構図を作っていたんですね。
でも、確かにそれは間違いじゃない、僕の正義からすれば。

でも、Hは僕がその事で怒っている間も、自分の夢のために毎日専門書を読み、家でオタクの様に機械をいじっていた。
Hは自分の人生を生きていた、夢に向かって。

一方で僕は「Hさえしっかりすれば…」と、H次第の人生、H主体の人生、Hの人生を生きていた。

しかし、僕の中の正義はさらに面倒なものでした。
「もし、そういう事情があるなら、僕に話すべきだ」と思ったんです。
それも論理は正しい。
でも、それも「Hさえ…」の構図ですよね?

どちらが正しくて、どちらが間違っているという次元にいたら、相手が非を認めるまで気持ちが収まらない。
気持ちが収まっても、実は何も解決しないし。
僕の部活生活が充実しないのはHのせいだ、という思考から脱却しない限り、僕に充実は訪れないってこと。

僕がHに、「部活やろうぜ!」って言えば良かっただけの話です。
「出てこいよ!」でもいい。
そこで「オレには別の夢がある」って言われたら、顧問の先生にペア変更の相談をすればよかった。

「いや、それはH君から言うのが筋だ」って思うかもしれませんが、それも「Hさえ…」と、H主体の人生を生きていることになる。

正義や筋論は時として邪魔になると思う、人生を楽しむ上で。

結局、僕はHのことは諦めて、その時に部活に出ていた人と楽しむ事にしました。
そして素晴らしいパートナーで出会いました。
県大会には行けませんでしたが、そいつとは同じ高校に行き3年間ペアを組みました。

Hは今、自動車の修理工場で「板金の天才」と言われています。
僕もクルマをぶつけた時にお世話になりましたが、すごく仕事を楽しんでいました。
板金の話を延々とされた時は困ったけどね…(笑)

自分の人生を堂々と、ワクワクと生きることだと思います。

ワクワクすることに積極的なあなたが大好きです!

それではよい週末をお過ごしください!

 

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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