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社員のヤル気を高めたければ「公私混同」を推奨すべし

事件があるとワイドーショーでは必ず犯人の素性が特集されますよね?
「犯人の素顔に迫る!」とか、怖いけどつい見ちゃうし…

人間は、「どんな人なのか?」を気にする生き物です。
もし、そうじゃなかったらFacebookは普及しませんよね?
おばさんの井戸端会議なんかいつも誰かのことを喋っているしね(笑)

これって商売でも全く同じで、「自分がどんな人間か?」を伝えることが大切で、それを入り口に商売の関係へと進んでいくのだと考えています。

「何をやっているか?」…仕事の話では、他との違いが無い時代ですからね。

今日の記事は、社員が公私混同した自己紹介ができるようになると、モチベーションも高まるし、仕事の成果も出るという話です。

ほとんどの自己紹介は職業の紹介でつまらない

僕は、自己紹介はプレゼンの中でも最も難易度が高いと考えています。
だって、限られた時間内で相手に興味を持ってもらわなきゃでしょ?
僕は色んな人と出会って、面白い自己紹介をする人って、「何をしているか?」ではなく「どんな人間か?」を伝えるのが上手だということに気付きました。
「米澤晋也と申します。長野県で新聞店を経営しています」なんて紹介は名刺を見れば分かる。
それは「自己」ではなく「職業」の紹介。

例えば、先日、新聞店組合の営業スタッフの社員研修を行いました。

IMG_6939

セールスレター(チラシ)を作るワークショップだったのですが、「チラシの中に自己紹介を書きましょう!」とやりました。
すると、「◯◯株式会社の◯◯です。地域の人に役立てるよう頑張ります」ってなっちゃう。

興味わかないし、全然、役立ちそうな気がしない(笑)

そこで、「今ハマっていること」をグループ内で紹介し合うことにしました。
ある男性は「ケーキ作りにハマってます」と言う。

ある方は、「メガネキリンにハマってます」と言う。

なんじゃ、そりゃ?

自己紹介が終わったら、聞いた仲間は、それを聞いて、どんな所に興味を持ったか?を本人に伝えます。
そうするとね、本人が思っている以上に興味を持ってくれるんです。

「じゃあ、それをチラシに書こうよ!」ってことです。

公私混同です(笑)
でも、それがお客様と関係をつくる上で大切だと考えます。

素の自分を開示すると共感者が現れる

さて、参加者の中でも秀逸だったのは例の「メガネキリン」です。
30代後半の営業社員さんでしたが、みんな「何でメガネキリンなん?」って興味を持ちますよね?

すると、こう話してくれました。
「僕には特に取り柄はないんですが、背が高くてメガネをかけているから『メガネキリン』って名乗ることにしたんです」と。
ここまでは「ふ〜ん」って感じ。

P1010067

でも、ここからなんです。
「事情があって、この土地に配属移動になって、知り合いがいなくて寂しかったんです。だからメガネキリンで覚えて欲しかった」

僕は、がんばってるな〜って思った。
でも、実は、お客様にも共感をされているんです。
同じような体験をした方に。
この自己紹介をすると、同じ体験を持つ方…転勤で引っ越してきた方、嫁に嫁いできた方に「分かる分かる」となる。
メガネキリンさん、このやり方でお友だちが増えたそうです。
そして、そんな彼が、「僕は、地元の情報は◯◯新聞から取りました」と言うと、すごく説得力がある。これが彼の強みなんです。

自分に興味を持ってもらえることでモチベーションが高まり、成果も出る。
それが自信になって次の活動に拡がっていく。

まさに好循環に入っていますね〜

商品・サービスに差がない時代、差を生み出すものは、社員の素の姿の中にあるのだと思います。
もちろん社長がやるのは言うまでもありませんがね。

そこにこそお客様に共感される真実がある。
だから、僕は公私混同を推奨するのです。

仕事とプライベートを分けるなんて勿体無い、社員が自己紹介で公私混同できるようにしてみてはいかがでしょうか?

それでは今日も愉しく仕事をしましょうね。

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです。

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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