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社員に「それは私がやるんですか?」と言われた時にどう対応するか?

GWと言えば、その後に訪れる「5月病」ですが、それはベテランよりも入社したての社員が罹るそうです。
入社早々、早速に辞表を出した人もいるとか。

就職・転職のリサーチ企業の調査によると、退職理由で一番多いのが「キャリアアップが望めない」というもの。
「そんなにすぐに分かるのか?」って感じですがね…
ま、中小企業には新卒は来ないから関係ないか。

さて、大きな企業から転職してきた社員に、「これは私の仕事じゃない」って言われて腹が立った経験はありませんか?
今日は、そんな社員に入社時に伝えなければいけないことについて書きます。

「それは私がやるんですか?」と言われたら…

中小企業って、1人何役もこなすのが当たり前ですが、大きな組織、特に製造業や公務員だった人の中にはそれが異常に見えることもあります。

いい意味でも悪い意味でも、しっかりしていないのが小さな会社です。
でも、求人には職種を明記するので、「約束が違うじゃん」ってなる。
で、「それは私がやるんですか?」となる。

中小企業の社長はそれが許せない(笑)

僕は、面接時に「1人何役もやってもらう」ことを伝えるようにします。
具体的な事例を挙げて。
労働条件通知書にはメインの仕事内容が明記されていますが、その他にもたくさ〜んやってもらうよと。
それだけで覚悟ができて、認識の統一がなされます。
同時に、もう1つ大切なことを伝えるようにします。
それは、そうした方が「仕事がデキるヤツになれる」ということです。

1人何役もこなすと仕事がデキるヤツになるし組織は強くなる

僕がマネジメントを習った先生は、東川鷹年先生と言います。
自創経営という「社員が自発的に仕事をし成果を上げるマネジメント」を提唱されている方ですが、教えの中に「すべてのあるもの」と「あるもののすべて」という概念があります。
何のこっちゃい?って感じですが、「すべてのあるもの」というのは会社の中に、どんな仕事があるか、全てを知っているという意味。
「あるもののすべて」というのは、特定の仕事に関して全てを熟知しているということ。

img514_TwoApproachs

頭、こんがらがってませんか?(笑)
企業は、各セクションが連動してお客様の幸せを創るのだから、その両方をしってなきゃいけません。
仕事がデキるヤツになるための要諦です。
そして強い組織になるための。

これってすごく大切だと思います。
中日新聞ってありますよね?
あそこはこれを徹底していて、記者として入社した社員も3ヶ月間、新聞店で新聞配達や集金、営業までをするそうです。この経験で「すべてのあるもの」を知る。
お客様あっての新聞記事だということを、頭ではなく身体で知るんですね。

それを図らずともできるのが中小企業です。

「すべてのあるもの」を知っている人は、自分の専門分野が他分野とどのように連動して動くかを知っています。

1つの目的に向かって、力を合わせられる組織は、社員が「すべてのあるもの」と「あるもののすべて」の両方を知っているのです。

中小企業の、いい意味での「しっかりしていない」が活きる考え方だと思います。

では、また明日!

 

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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