「自分らしく」を大切にしたければ、他者のお役に立つことを考えよう

「個」を大切にする時代になりました。
僕が中学生の頃…40年前、画一的な管理教育のピークでした。生徒はゼッケンで呼ばれ規則の中に収まることを教え込まれました。

管理教育は、社会の要請のよるものです。
工業社会に適した人=「基本的な読み書きそろばんができて従順な人」を育てるための教育だったのす。
そういう意味では、教育は大成功だったと言えます。

時代の変化は振り子のように、「あっちに行ったら、こっちに帰ってくる」を繰り返すものです。
管理・没個性に振り切った反動で、今は「個性を大切に」「自分らしく」「みんな違ってみんな良い」のピークに触れている感があります。

もう少しで個性のピークに達し、その後、「あるべきポジション」に落ち着くと思います。
その時、個性の主張は成熟していると思います。

そもそも個性と言うのは、特段、叫ぶまでもなく当たり前のことです。
「♪世界に一つだけの花」と言いますが、米澤晋也がこの世に2人いたら大変です。
僕は絶対に、「そいつ」に会いたくありませんw(ドッペルゲンガー)

生き物は唯一無二の存在なのです。

それよりも、個性は人との関わりの中で価値を発揮するものだと思います。
無人島に1人で行って個性を叫んでも、まったく価値はありません。
価値を成すとすれば、人との関わりの中で、個性が認められた時です。

その方法は2つあります。
1つは、自分の個性を主張し、叫ぶことです。時に、個性を奪う体制側を批判します。
音楽でいうとパンクです。

しかし、これは開放的な自由ではありません。
自分を縛る存在があって初めて主張できるわけで、他律なのです。

僕は、パンクは切なさがあって嫌いじゃないけどね。

「自分らしく」を大切にしたければ、他者のお役に立つことだと思っています。

指示ゼロ経営の理念は、「その人だからできる事で、他者のお役に立つこと」です。
しかし、これが難しいのです。
やってみると、個性的と言えるような、誰かの役に立つ価値は発揮されていないことに気づくのです。

私たちが個性と呼んでいるものは、所詮はその程度のものだと思います。

しかし、個性を否定するわけではありません。
時間をかけて磨いていくことで、自分ならではの他者のお役に立つ形…生き方が確立されていくからです。

その領域に入ると、あえて個性を主張せずとも、個性が世界と調和していきます。
音楽でいうとJAZZかな?
個と個が上手に調和した、自律的で自由な場ができるのです。

もうすぐ、「自分らしく」のムーブメントの振り子がピークに達すると思います。
振り戻しが来た時に、成熟した個性のあり方を体現した人が増えると思います。

楽しみですね。

ライブラリーにあるJAZZのレコードを聞いていたら、そんなことを思い、今日のブログに書きました。

それでは今日も素敵な1日にしてください。

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです!

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