「今年は何をやるか?」…ではなく「何をやめるか?」を考える

新年のラジオ番組を聞いていたら「2024年に挑戦すること」というテーマで盛り上がっていました。
人は「新」とつくものが大好きですよね。
新商品、新規事業、新企画、キャバレーでも新人(実はベテラン)は人気です 笑

僕は、何かを始める第一歩は「やめること」を決めることだと考えています。
止めないと始まらないのです。

映画などのストーリーは、これまでの日常が終わることから物語が始まります。
おおよそですが、次のような、「序破急」の三幕構成になっています。

「序」:分解・解凍
「破」:混乱
「急」:再構築

「序」:冒険に出ざるを得ない事態に遭遇し、それまでの日常が終わる。
「破」:そこから冒険の旅に出て混乱の毎日が始まる。
「急」:挫折を重ねながら前に進み、新しい自分に生まれ変わる。

古今東西、物語は基本的に、このような構成になっています。

物語の場合、外部環境の激変により冒険に出ざるを得ない状況に追い込まれるという設定になっていますが、企業経営では、自ら変化をつくり出したところです。

そのために、やめることを明確にするのです。

ある布団店では、「布団屋をやめる」という決断をしました。と言っても、廃業するわけではなく、布団屋という事業定義をやめ、「眠りの専門店」に転換したのです。
これまでは布団しか扱っていなかったのですが、快適な睡眠を手助けするアイテム…枕やCD、アロマ、照明などを取り揃えるようにしました。

逆に、これまで扱ってきた様々なアイテムやめて、布団に特化した布団店もあります。

選択に正解はなく、自分で選んだ道を正解にすることだと考えています。

あなたは2024年、何をやめますか?

その決断が、新しい道を切り拓くと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

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