社員のモチベーションが根本から変わる「ある1つの質問」

僕の周りの友人は、「大切な人を、大切にしている人」が多いです。
特に家族です。
僕は、昔、先輩に「一番近くにいる家族を大切にできなきゃ、社員は大切にできない」と言われたことがあります。

その社長に、「社員さんを採用する際、気をつけていることはありますか?」と聞いたら、「面接で、自分の人生を語っていただく時に、家族の話がでない人は注意している」と答えました。

色んな事情があって家族がいない人もいます。そういう人は親戚や友人でも良いと思います。

大切な人を大切にしている人は、いい仕事をする傾向が強いのです。

僕は、その理由を夢新聞の活動を通じ分かるようになりました。

夢新聞とは、自分が将来、大活躍し、新聞に載ったと仮定して、その新聞を手作りするワークショップです。未来の日付を入れ、文章はすべて完了形で書きます。
夢が実現するまでのプロセスを、できるだけ詳細に書きます。
そして、自分の夢が実現した時に、自分の成功を一緒に喜んでくれている大切な人の姿を書きます。

昔から、成功イメージを鮮明に持つと実現すると言われています。
単なるイメージではなく、実現した時の嬉しい感情が伴っていると、強力に成功イメージが植え付けられます。
嬉しさの中でも、自分の大切な人に喜ばれる嬉しさは格別です。
トップアスリートはこれを応用していて、自分が勝利した時に、大切な人が喜んでくれる姿を想像するイメージトレーニングをするそうです。
大切な人を喜ばせたいという思いが、厳しいトレーニングに耐えるモチベーションになるのです。

これは職場でも応用できます。

そもそも会社のために仕事をしている人はいません。みんな、自分が幸せな人生を送るために働いています。
しかし、仕事と自分の幸せが結びついていない人もいます。

だから、時々、聞いてみると良いのです。
「何のために仕事をしていますか?」と。

すると「お金のため」と答える社員さんがいると思いますが、その場合は、「お金は何に使いますか?」と質問を深めると、その人が本当に大切にしているものが観えてきます。
いきつく先は、「大切な人と幸せに生きること」に尽きます。
人によっては、大切な人の範囲が、家族を超えて地域や国といった広範に及ぶ人もいます。
そういう人は、将来、起業した方が良いと思います。

優れた経営者は、社員さんの成功の話をします。

社員さんと、どんな話をしているでしょうか?
会社の話、数字のことも大切ですが、それは社員さんが幸せな人生を実現するための手段であって目的ではありません。

目的の話をたくさんしましょう。

というわけで今日のブログでした。

今日も素敵な1日をお過ごしください!

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