すべての職業は「喜びの創造業」だと思う

これまでにない大雨のお盆を迎えています。
九州、中国地方では災害級の大雨が降っているということで、現地の方々には十分注意してほしいと思います。

さて、こんな中にあり地域住民を救うためにがんばっている人がいると思います。
行政、消防、ボランティア。
そしてビジネスパーソンの中にも、商売とは別に地域のためにがんばっている方もおられると思います。

東日本大震災の時、アイリスオーヤマのグループ企業のホームセンター「ダイシン」は気仙沼において、店頭に助けを求めた地域の人たちに、手持ちの灯油を10リットルまで無料で配りました。
また別の店舗では、手持ちのお金がないお客様にツケで商品を売ったと言います。
代金は、後に100%回収できたそうです。

これらはすべて現場の店長の判断で、「クビを覚悟でやった」と後に語りました。

しかし、クビになんかなるはずがありません。
店長の対応を見た創業者である大山健太郎氏は、「常に相手の立場に立って考える」という自社の哲学を体現した行動であり大変、感動したと絶賛しまのだから。

この話は非常に学びが深いと思いました。
なぜならば、創業者が推奨する行動なのに、現場では「クビを覚悟でやった」と考えていたからです。
経営者と店長とで意識のズレがあったわけです。

同時に、このズレは経験で修正されるのだと思いました。
大震災での店長たちの判断、行動はおそらく全社で共有されたと思います。
そして、この事例を通じ全社員が学んだと思います、哲学を体現する行動とは?ということを。

僕はこの事例で気づいたことがあります。
それは、すべての商売の本質は「喜びの創造業」だということです。
喜びの提供スタイルが違うだけで本質は同じなのだと。
この本質が理解されると、やるべき事はたくさんあると思うのです。
商売の形が進化する可能性だってあるかもしれません。

さて、コロナ禍に豪雨と大変なお盆ですが、そんな時、自社だからできることがあるかもしれません。

とりあえず僕は、今日の記事を書いてみました。