今、惰性で続けてきた効果のない習慣を強制終了するチャンスかも

今まで当たり前だと思っていた事が、何かのキッカケで環境が変わると、いかに既成概念に縛られていたかに気付く事があります。

例えば、僕が所属する会では2ヶ月に1回、東京に集まってミーティングをしていました。
メンバーは全国にいます。
移動時間もコストも多大です。

それが今では、完全にオンラインミーティングに切り替えました。
手間もコストも削減されますし、出席率が大幅に良くなりました。
リアルで会った方が良い話し合いができたかと言うと、そんな事はありません。
メンバーを小グループに分ける機能を使い、より有益な話し合いができています。

僕だけでなく、皆んな「今までどうして集まっていたんだろう?」と感じていると思います。

千葉県から都内に通勤する友人は、今、リモートワークをしています。
通勤時間は片道90分、コストもかかります。
満員電車のストレスも相当なものです。

彼の会社はマネジメントが上手で、リモートワークによる弊害はありません。

彼はこう言います。
「1日のうち3時間が削減できた事で、家族と過ごす時間が増えた。睡眠時間も増えた。会社も通勤手当が削減できて、良いことずくめだ」

「何で、今まで通勤していたのだろうか?」と言います。

営業の世界には「顔合わせ」の儀式があります。
それをしないと失礼だから、そう思い込んできたわけですが、この状況下では失礼になりません。
収束後、意識が変わり儀式を省く会社が増えると思います。

都市部とその周辺に人口が集中するのは、一極集中の都市開発をしてきたからですが、それを疑問に思う人が増えています。
分散した方が環境にも良いし、人間の精神衛生的にも良い。
リモート化は加速すると思います。

でも、これらはコロナ禍で開発された技術で実現したものではありません。
以前からあったもの。

「できなくなると、できる事が見える」
そして、いとも簡単に常識が変わる。

大した事例ではありませんが、僕が経営してきた新聞店で同じような経験をしました。
新聞代金は、ほとんどが口座振替です。
すると、中には残高不足で引き落としができないお客様がいます。
その場合、ご自宅に集金に伺っていましたが、アポ取りなど苦労が多かった。
夜間にしか在宅しない方もいるので残業も多かった。

ある時、集金パートさんが退職してしまいました。
困りに困った末に、ある社員が「こちらから集金に行かずに、コンビニで払ってもらえば良いじゃん」と言いました。

「何で今まで、そうしなかったんだろう?」…これが全員の感想でした。

こんな事が、あなたの会社でもないでしょうか?
私達は、単に「これまでやってきたから」という理由だけで、何の疑問も持たずに続けていることが結構、あると思います。

物事は、何かを終わらせないと始まらない…新しきが始まるチャンスかもしれないですね。

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