店長を置かず快進撃を続ける美容室

起業時から指示ゼロ経営で始めた美容室

最近、指示ゼロ経営を実践されている方で、真に本質を理解して成果を上げる方が増えてきました。
とても嬉しいことです。
例えば、指示ゼロ経営には役職はありません。
理由は2つあります。
まずは要らないからです。
もう1つは、組織が硬直化するからです。
組織は何かを遂行するために結成されますが、今は変化が激しい時代ですから変化に柔軟に対応できる組織体が求められます。
役職者を定めると柔軟な組織運営ができなくなります。

今日まで部長だった人に「やることが変わったから、キミ、明日から平に戻ってくれや」とは言えないですよね。

岐阜県に、ヘナ専用美容室「月と風」を経営する、武藤 花緒理さんという女性がいます。

武藤さんが1号店をオープンしたのは約2年前です。
1年後には2号店をオープンさせました。
おそらく何店舗でも、彼女が好むだけ出店することができると思います。
まあ、規模の拡大には興味がないと思いますが…

なぜ、そんなことが出来たのかと言えば、1号店オープンから指示ゼロ経営で取り組んだからです。
それが本家の僕以上に上手なのです。

まず、想いがシンプルで正直なのです。
素晴らしいミッションは持っていますが、ビジョンがシンプルなのです。

「日本で一番、休みが多くて給料が高い美容室にする」

この想いを持つに至った理由は、美容師が過酷な労働により疲弊する場面を何度も見てきたからです。

これを聞いたスタッフは喜びますよね。
しかし、続けて彼女は言います。

「それ、私がやるんじゃないよ。みんなでやるんだよ!」

指示ゼロ経営=無茶ブリ経営の真髄、ここにあり、と言った感じです(笑)

役職者を置かないから上手くいく

ビジョンの共有も素晴らしいです。
理念やビジョンは「浸透」させようとすると上手くいきません。
浸透にはどこか上から目線を感じますが、他人から押し付けられると自分事にはなりません。
彼女は、非常に素晴らしい無理のない方法でビジョンを共有しました。

その方法とは会社のビジョンと個人のビジョンを統合させた「望みの統合」を行ったのです。
つまらないビジョンには「人」が登場しません。
人とは、お客様だけでなく、働く自分たちが登場することが大切だと考えます。

自分の幸せが視えないビジョンを一方的に押し付けられたら、そりゃ他人事になるわな…

自分の未来は自分で描く、そしてそれを実現する気が満々なのです。
ただし、それを社長におんぶにだっこではなく、自分たちで創り上げる意思が強いのです。
(その理由は、社長に頼っても実現しない事を社員さんが知っているから)

さて、指示ゼロ経営が進むと、通常では考えられない事が起こります。
月と風には店長がいません。

無理して置かないのではなく、要らないから置かないのです。
置かない方が上手くいくから置かないのです。
自律的に全員が何らかの役割を持ち、主体的かつ素晴らしい調和を持って活動するので要らないのです。

これを聞くと「責任の所在が曖昧になる」と訝しむ人がいますが、指示ゼロ経営ではそんな事は起きません。

だから変化に対し柔軟に、自律的に変化に即応できるというわけ。

また2つの店舗が互いから学ぶから、集団の賢さは加速度的に上がっていきます。
こうなったら店舗が相当に増えても、社長の負担が増えることなく成長できると思います。

こんな非常識な組織が増えたら世の中面白くなりそうですね〜

さて、9/7(土)に名古屋で武藤 花緒理さんとコラボの講演会を行います。
一応、出版記念講演ですが、後半は武藤さんの実践を突っ込みまくってひも解きます。
打ち合わせなしのジャムセッションです。
どんな話が飛び出すかは、当日のお楽しみに。
参加費は5,000円ポッキリ、ここからお申し込み下さい!
https://www.shijizero.jp/archives/10065
それでは今日も素敵な1日を!

 


【現在受付中のセミナー】

■指示ゼロ経営 出版記念講演
・8/3金沢開催
・9/7名古屋開催
いずれも参加費は5,000円です。

■受付開始!
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この一連のプロセスを通じ組織の底上げを狙います。
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。
著書に「リーダーが『何もしない』とうまくいく」がある。

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