全国17万人が参加した、あるプロジェクトから学ぶ「循環型商売」

「循環」という視点から商売を見ると、これまでとは違う、新しいモデルが出来るように思います。
単に、企業内で作ったものを売る、仕入れたものを売るといった、小さな循環ではなく、もっとたくさんの人が関わる循環です。
今日は「ひまわり甲子園」の信州北陸大会がありました。
「福島ひまわり里親プロジェクト」という面白い取り組みがあり、その発表会です。

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同プロジェクトは、全国からヒマワリを育ててくれる「里親」を募り、彼らが育てたヒマワリの種を福島に送り、福島をヒマワリでいっぱいにしようという企画です。
さらに福島のヒマワリの種は、エネルギーとして福島県内でバスの燃料になるのです。

1つの種が500個以上の種になるので、賛同者が増える以上にヒマワリが増えるという仕組みです。

すごい好循環だよね。

循環しているうちに輪が大きくなり、今では全国17万人の里親がいます。

詳しくは「福島ひまわり里親プロジェクトHP」

このプロジェクトの目的は福島の復興です。

それに共感した人が参画しているわけですが、この仕組みの凄いところは、循環すればするほど輪が大きくなるようにできていることです。

普通、復興支援と言えば、お金を寄付するというスタイルが多いでしょ?
それはそれで有効なのですが、循環がないと1回支援して終わってしまいます。
僕は、4年ほどこのプロジェクトを見てきて、ヒマワリの種を媒介に、みんなの思いが循環しているということが分かりました。
種ではなく「思い」…種は媒介。

里親になった人は地域や地元の学校なのどに話を持っていき、そこからさらに広がっています。
これを自分の商売に応用できないかと考えています。

「何かを媒介に、みんなの思いが循環する」

そんな仕組みができたら、大きなムーブメントが起きそうですね。

今回の発表会も、とても素晴らしかったです!

それでは素敵な休日をお過ごしくださいね!