「社内から挑戦が消えた」メンバーの挑戦意欲を削がないリーダーになろう

リーダーの役割の中で最も重要なものは、メンバーのヤル気や挑戦意欲を削がない…邪魔をしないことだと考えています。
その上で応援ができれば最高だと。

僕にも反省すべき過去がありますが、結構、ヤル気・挑戦意欲を削ぐ言動をしちゃうんですよね。

先日、ホワイト企業大賞の委員で合宿を行い、とてもとてもとても濃厚な時間を過ごしました。
その中で、意欲を削ぐ3つの言葉という話が出たのです。

それは…

1、市場はあるのか?
2、利益は出るのか?
3、責任は取れるのか?

3を言われた段階で「やっぱやめとこう」ってなるわな。
もしかしたら「挑戦をしないでくれ」という事を別の表現で伝えているんじゃないか?と思うほど、見事に意欲を削ぎますよね。

そもそも市場は「あるもの」ではなく「できるもの」だと思うのです。
だって、例えばテレビが発明される前には市場はなかった。
「どうだ!これがテレビだ!」と世の中に出したら「良いじゃん!欲しいわ!」と言う変わり者が出た。
変わり者の家でテレビを見た友人などが「不具合ない?」と聞いて、安全であることを確認して多数派に普及した。

こうして市場が出来上がったわけです。

ウォークマンだってアイボだってこうやって市場ができたわけです。
(企画段階では反対した人がいたそうです)

利益は、売れば売るほど損をするようなモデルじゃ困りますが、売れれば利益が出る設計ができていれば、それで良いと思うのです。

そして…

「責任は取れるのか?」

なんじゃそりゃ?

「責任を取るのがリーダーの役割だろ?」と突っ込みたくなります。

まるで挑戦しないように説得するのが役割じゃないかと思うような言動です。

「ホンダイノベーション魂」というDVDに、エアバッグを開発した小林三郎さんというリーダーが登場して、歯に衣着せぬ名言(暴言)を履きますが、その中でも印象に残っている言葉が2つあります。

「40歳を過ぎたら後輩の挑戦と成長を支援できる人間になれ」
「若い者が本気でやりたいと言ってきたら、目を見て真剣だったら騙されてやれ」



挑戦には「やってみなきゃ分からないこと」がつきものです。
これは、逆に言うと「やれば分かることがある」ということ。

そういう意味では「やりっ放し」が一番良くありません。

目を見て騙されてやるというリーダーの姿勢と、絶対にやりっ放しにしない…「やっては」「直し」の繰り返しを続けるメンバー、この組み合わせで挑戦が実を結ぶのだと思います。

メンバーの挑戦を応援できるリーダーはかっこいい。
僕はシンプルにそう思うのです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

ワクワクすることに積極的なあなたが大好きです。

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