お金の使い方でその企業の将来性が観えてくる

以前に師匠から「金運はお金の使い方で決まる」と教わりました。
最初はよく分かりませんでしたが、色んな人とお付き合いする中で観えてきたのです。

例えば、金運が良い人はギャンブルをやらないとか、そういう傾向はあると感じています。
もちろん、この限りではないですけれどね。

企業も同じだと感じています。
お金の使い方を見ると、その企業が目指すもの、大切にしているものが観えてきます。
僕がこの事に気付いたのは、僕に研修依頼をされる企業さんには「ある傾向」があると分かった時です。

そもそも指示ゼロ経営は「創造性を開放する経営」と言い換えることができます。
他人からの指示命令ではなく自らが意思決定することで仕事が愉しくなり最高の創造性を発揮します。
創造性は付加価値を生みます。

これが今の時代に必要なのです。
以前の大量生産・大量消費の時代は合理性が最大の課題でした。
市場にはモノが不足しており、まさにどのように合理的・効率的に「川下に」流すか?が命題だった。
こういう時代ではシステム、設備への投資が成果に直結しました。

それが今、市場はモノで満たされ生活者の消費感性はものすごく高度になりました。
生活を豊かにしたいという欲求は変わらず持っていますが、豊かさの定義が変わったのです。

商売はとても創造的な領域に入っていきました。

さて、冒頭の僕に研修を依頼される企業さんのお金の使い方の傾向性に関して。
もうお分かりだと思いますが創造性に対する投資が多いのです。

あるケーキさんが調べた同業他社との比較では、人件費、研修費、道具類にお金を使っていることが分かりました。
研修会場も単なる会議室ではなくパーティーができるようなところで行うのです。
お弁当もおしゃれで美味しい。

この投資は確実に報われています。
ある社員さんに「御社と同業他社の違いは?」とお聞きしたら、「まったく同じ材料を使っても当社が作ったケーキはコンセプトも見た目も味も店頭での展開の仕方(企画)も違うのです」と言いました。

そして価格が数割も高いのです。

まったく同じ材料で作ってもですよ。
この差は持っている創造性の差であり、成熟社会に最も求められるものです。

そして創造性が高まる事…詰まるところ人間に対する投資が多いのです。

お金の使い方はその企業の個性を表現します。
何に使っていますか?

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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