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私語を禁止する企業は未来の可能性を摘んでしまっている

私たちは学校で「黙ってじっと聴く」という事を躾けられました。
その教育は企業でも引き継がれていますよね?
仕事中は私語を慎み、黙々と前の前にある仕事に集中するのがよしとされています。
 
それが単純作業なら有効ですが創造的な仕事の場合、逆効果になります。
よく喋る、よく動く…これを推奨した方が良い。
なぜならば、コミュニケーションを通じ脳が活性化し、良いアイデアが出るからです。
 
今日の記事は、よく喋る、よく動く社風を創りましょうという話です。

分からないことは「その場で」仲間に確認できるようにしよう

学校で、黙ってじっと聴くのは誰のためか?といえば、先生と勉強ができる子のためだと思います。
一斉授業の形式の場合、先生にとって、その方が進めやすいからね。
お喋りは授業に集中したい真面目な子の邪魔になる。
でも、人数的には一番の多い「普通以下の子(失礼)」には酷な仕組みだと思います。
授業中、分からないことがあった時の解決に最も有効な「隣の人に聞く」ってことができないから。
「先生!質問です!」と手を上げるのはすごく勇気がいることですよね?
休み時間は友だちと遊びたいし。
 
で、分からないことを放置しておくと「学習の穴」ができて、その先の理解が困難になります。
そう言えば、昔、東京大学で夢新聞をやった時に、僕が「どうすれば東大に入れるの?」と聞いたら、何人もの人が「分からないことを放置しないこと」と言っていました。
 
今の学校の仕組みで「喋る、動く」は難しいと思いますが、企業ならできるはずです。
聞いた人はもちろんですが、教えてた人も学習が深まるので、こんなにお得なことはないと考えています。
 
だから私語をしたら、上司が「コホンっ」って咳払いをするのは部下をお馬鹿にすることにしか役立たないと思います。
 
分からないことを「その場で」仲間に確認できるように「喋る、動く」を公認することです。
 
さらに、これは創造性にも大きな効果を発揮します。
1人では出ないアイデアがワイガヤでは出やすいからです。

「よく喋る、よく動く」…この風土を創る一番良い方法は私語を咎めないこと

僕は、色んな企業の社内研修にお邪魔しますが、先日「BMR研修」でお邪魔した、松本市の学習塾「まんてんスマイル」は本当に、社員さんがよく喋る会社でした。
 
研修が始まる前からワイワイと賑やか。
グループワークでは僕の「終了にしてください」の声が通らないほど。
1人1人の声がデカいのではなく、喋る人数が多いからです。
 
グループごとに発表をしてもらうと、それを聞いた別のグループの人が遠慮なく、それにツッコむし、さらに新しいアイデアを出し、すごく盛り上がっていました。
 
IMG_4165
 
僕は、同社にとって、この風土はかけがえのない財産だと思いました。
だって、アイデアは企業繁栄の原泉だから。
昨日も記事に書いたけど、1%のヒラメキがなかったら99%の努力は、やりようもないからね。
その記事はこちら。
 
「喋る、動く」は素晴らしいアイデアが出る確率を上げるのです。
 
BMR研修では、自社のビジョン…未来の風景を全員参加で話し合い決めていきます。
「こうなったら良いな」をみんなで話し合う。
 
事前にワークの詳細を知らせていないので、講師からの突然の無茶ぶりで、一瞬みんな、豆鉄砲を喰らったハトのような顔をします(笑)
だからこそ、企業の風土が試されるのです。
 
普段から自由に発言できる雰囲気がある企業は、ワイワイガヤガヤでパッとビジョンを共有してしまいます。
逆に、喋ることを制限している企業では、みんな「ちーん」としていて、社長1人が唾を飛ばしています。
 
この差は大きいよね。
これだけ変化が激しく、生活社の望みが高度かつ抽象的になった時代に、現場でアイデアを出して実行できるか?に表れるから。
 
ちなみにBMR研修では、こうした体験を通じ自社の課題を見つけ、その後に活かすことを狙っています。
 
「よく喋る、よく動く」…この風土を創る一番良い方法は、それを推奨するのではなく「私語を咎めないこと」そう思います。
 
自然と賑やかな集団になると思いますよ。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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