描いたビジョンを「絵に描いた餅」で終わらせないための2つの方法

「たくらみ」は皆んなで因果関係図にする

何かを始めたは良いが、気がつけば「なかった事」になっている、絵に描いた餅で終わってしまうことって、組織でも結構多いと思います。
餅を描いた時は「実現するぞ〜」と気持ちが盛り上がります。
でも、いざ実行に移すと、やる事は地味で、「この作業の先に餅につながるのかな?」と気持ちが萎えてしまうのだと思います。

魅力的なビジョンを描く力は大切ですが、同じくらい「実行力」が大切ですよね。
特に自律型組織の場合は。
トップダウンの場合、上司が目を光らせて強引にでもやらせることが出来ます。
しかし、それでは創造性は発揮されません。
上司は管理に追われ本来の仕事ができません。

上司やルールに縛られない、でも責任を持って成し遂げる「粘り強さ」が求められます。

僕が社長を務めてきた会社も以前は実行力がありませんでした。
新年が明けると来期のたくらみをしますが、盛り上がるのは最初だけで、3ヶ月もするとルーティンの繰り返しになっている…そんな状態でした。

ところが2つの改善策を取り入れ実行力が格段に上がりました。
1、因果関係図の見える化
2、小さなプロトタイプを祝う

とても簡単な方法なのでご紹介しますね。
まずは「因果関係図の見える化」です。

物事は因果関係で成り立っています。
「飲みすぎれば」→「二日酔いになる」
「歯磨きをサボれば」→「虫歯になる」

この因果関係を活用してシナリオを描きます。
もし(いないと思いますが…)二日酔いになりたいと思った場合、「そのために何をするか?」を考え、行動のラインナップを作ります。
例えば、「酒を買う」「翌日、有給休暇を取る」「早退できるように、数日前から仕事の段取りを組む」といった具合です。
日々の地味な仕事は「原因づくり」と言い換えることができます。

同じように、みんなで自社のたくらみの因果関係図を作ります。
みんなが参画すると誰が何を担当するかを立候補で決めやすくなります。
実行し、原因づくりが完了したら完了マークを押していきます。

全体の見える化は因果関係図にして全員が見えるようにすることが大切だと考えています。

小さな変化をキャッチする仕組みをつくり、変化を祝う

実行力を上げる2つ目の方法「小さなプロトタイプを祝う」はもっと簡単です。
描いた因果関係図の「原因づくり」が日々の仕事ですが、それらは非常に地味ですが、しかし、その中にあり「小さな変化」があるはずです。

例えば、弊社の場合、原因づくりに「顧客との関係づくり」がありました。
お客様を「さん」付けで呼べる関係をつくることを狙いました。
そのために、お客様に簡単な手紙を書くというアイデアが出ました。
しかし、これも非常に地味な作業ですからマンネリ化して心のこもらない手紙になりがりです。

弊社が、熱心にそれを続けられたたのは、たまたまお客様の声を集めていたからです。

業務改善の参考にするために集めた声ですが、お手紙作戦の反応が拾えたのです。
これが大きい。

人がやり甲斐を感じるのは、自分で決めて行動したことの良い変化を感じた時です。
ゲームにハマるのも同じです。
コントローラーを手に、自分で意思決定し進め、小さな変化(パワーアップしたとか)を手にするから諦めずに続けられるわけです。

お客様の声は、その変化を掴むために最適なツールでした。
小さな変化が出た時に、みんなでお祝いをすると気持ちにメリハリが生まれます。

「やっていることは間違いない」そう感じた時に粘り強さが生まれ、続けることができます。
続けていると、もう少し大きな変化を手にすることができます。

例えば、弊社の場合、中には、元旦にお年玉をくれるお客様まで出ました。

こうなると断然、仕事が愉しくなりますよね。
愉しんで続けていると、段々と因果関係図に「完了マーク」が増えていきます。
これも変化の見える化になり、組織的に粘り強さを持つことができると思います。

ビジョンを描くことは大切ですが実行力も同じくらい大切です。

1、設計図の見える化
2、小さなプロトタイプを祝う

これらを意識してみてはいかがでしょうか?

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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