マネージャーの「隅々まで目が届かない」という課題はこう解決する

上司が部下1人1人に関わり指導するのは不可能に近い

多くのリーダー、マネージャーが「チームの隅々まで目が行き届かない」という課題を抱えています。
そして部下1人1人に関わるように努力しています。

しかし、これは物理的に難しいと思うのです。
だって、部下が5人いたとして、1人1人に30分の指導時間を取ったとしたら、それだけで2.5時間が必要になります。
リーダー、マネージャーも自分の仕事を持っています。
さらに、部下の中に悩みや課題を抱えている人がいると、その人に多くの時間が割かれます。
多くの人が放っておかれることになります。
もしかしたら、関わってもらえない部下が不満を持っているかもしれません。

1人1人を指導するのは非常に、非常に困難のです。

ちなみに、この究極系は学校のクラスです。
授業時間(小学校で45分)を30人で割ると、1人あたり90秒しか関われませんが、実際にはデキない子、問題を抱える子に偏りますので、多くの子がまったく関わってもらえません。

先生は身体も心も疲弊しますし、勤務時間が際限なく増大します。

この状態はモグラ叩きと同じです。
もしかしたら上司は忙しさに充実感を感じるかもしれません。
危険な充実感だと思います。
チームは一向に育たないのだから・

こうした問題をどう解決すれば良いのでしょうか?

仲間の育成を自分事にする部下を育てれば、加速度的に成長するチームになる

指示ゼロ経営では「1人1人ではなく集団と関わる」という方法を取ります。
集団が「集団で達成する」課題を持ち、全員経営で解決に挑みます。

例えば、売上目標を立てる場合、1人1人ではなく「チーム目標」としての認識を持ってもらいます。
1人1人に目標を分散するかもしれませんが、最終目標は全体です。

目標を、みんなが達成したいと願っていること、達成の意義を真に理解していることが前提ですが…自然とデキる人はデキない仲間を助けます。
最初から助け合いが起きることは稀ですが、助けるしか全体目標を達成する方法がないと分かると助け合いが起こります。
最初は「助けることが損」と思うかもしれません。「自分の力でなんとかしろよ」と思うかもしれません。

しかし、助けることが結果的に自分も得であると知ります。
なぜならば、そうした方が全体成果が上がるからです。
会社が富まなければ個々が富むことはありません。
自分だけの評価が上がっても全体富が減れば、自分の取り分も減ってしまいますよね。

また、助けた人は感謝されるから居心地が良くなります。

この認識が共有されると、仲間同士の観察が活性化します。
つまり上司の「隅々まで目が行き届かない」という悩みが解消するわけです。

これまでも仲間は知っていたのです。
隣の仲間が困っていることを。

でも、そいつを指導するのは上司の仕事と思っていて放置してきた可能性があります。

もし、上司と同じように、それを課題と認識して動いてくれれば、集団は加速度的に賢くなって行きます。

相変わらず、デキる人とデキない人が混在したとしても、全体のレベルは確実に上がっていくはずです。

部下、個々を育てる発想から、「チーム丸ごと」育てるという発想が大切だと考えます。

これができれば、部下が心強い見方になってくれると思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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