リーダーにとって最も重要な仕事の1つは「ご機嫌」でいること

リーダーの感情はチーム全体に伝染する

組織のパフォーマンスに大きな影響を及ぼす要因に「リーダーの機嫌」があります。
リーダーの感情は部下に伝染し、組織に大きな影響を与えるからです。

僕は、優れたリーダーの特性として、いつも「勝手にワクワクしている」…そんな精神的な特性があるように感じています。

組織の活力の基礎をなす、重要な要因だと考えています。

情動という言葉はありますが、理動という言葉はありません。
人のモチベーションの源は情動にあります。
どれだけ正しい理屈を説明されても、気持ちが動かなければ行動は起きないのです。

情動は脳の「大脳辺縁系」で作り出されます。
情を司る一方で、言語や計算はできません。
これは哺乳類が持っている脳です。
これがあるから犬やネコと感情的なコミュニケーションが取れるのです。

で、ここが不思議で面白いのですが、大脳辺縁系は言語を介さずにコミュニケーションを取る力を持っていると言われています。
テレパシーみたいなもの。
一瞬で伝播します。
犬が嫌いな人を、犬が察知するのはこの力があるからです。

さて、活力に溢れている部下は、この辺縁系がワクワクしています。
ワクワクした部下の集団は、ものすごい創造性を発揮します。

例えば、日立製作所が「幸福感と組織の業績・生産性との相関関係を調査しました。
かねてよりポジティブ心理学では相関関係が認められていますが、それをテレマーケティングの業務で調査したのです。
その結果、職場が幸福感に包まれている時に明らかに受注率が上がるという結果が出ました。
個々人のスキルよりも遥かに影響があるそうです。

日立製作所の研究の凄いところは、幸福感がなにで醸成されるか?まで調査したところです。
それによるととても意外な事実が浮き彫りになりました。

なんと「休憩時間中の活性度合い」が幸福感に影響を与えていたそうなのです。
直接、業務とは関係ない時間が最も大きな影響を与えるわけですから、企業の人材育成や組織開発は根本からあり方を見直さなければならないと思います。

休憩時間や飲み会などでリーダーが「素」をさらけ出す

仕事をしている時間は、リーダーは「仮面」をかぶっています。
すると部下も仕事上の別人格の仮面をかぶります。
本来の自分ではない「別の者」のフリをすると心が萎縮しますよね。
これが創造性を抑圧する要因です。

グーグル社が2012に立ち上げたプロジェクト・アリストテレスによると、成果を上げるチームには心理的安全性が確保されていることが分かりました。
1、自分の存在が脅かされない安心感
2、素の自分をさらけ出せる雰囲気

本当は勤務中にこれらが出来れば最高ですが、これが結構、難しい。

休憩時間は素の自分を出すチャンス、リーダーのご機嫌力が試されるというわけです。
飲み会も良いよね。

では、どうすればご機嫌力は身につくのでしょうか?
それは、「自分の感情の理解すること」だと思います。

ご機嫌の反対、不機嫌って理由が分からないことが多くないですか?
「なんとなく」気持ちが乗らない、不愉快…
多くの場合、不安や怖れがあり、それを自覚できずにくすぶった様な怒りが肚にある時に不機嫌になると思います。

恐れている自分を自覚し、それは誰もが持つ感情だと、自分に許しを与えると不機嫌が軽減することがよくあります。
これを不機嫌になるたびにやる。

僕は、この訓練により、ご機嫌でいることがスタンダードになりました。

リーダーの感情はチームに伝染します。

自分の感情を理解し、幸福感に高い職場にすることが企業の未来を決める大事だと考えます。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

ワクワクすることに積極的なあなたが大好きです!


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。
著書に「リーダーが『何もしない』とうまくいく」がある。

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