モグラ叩きに追われる社長、電話すら鳴らない社長

組織の成長度合いは、社長の携帯が鳴る頻度で分かる

組織の育成に成功したリーダーには、ある特徴があります。
それは「携帯電話が鳴らない」というものです。
僕のセミナーに参加された社長を観察して気付いたのですが、丸一日、人によっては3日間も電話が鳴りません。

その理由は、部下が自分で判断し行動しているからです。
きっと会社に戻ると「事後報告」を受けると思います。
しかも、そのほとんどが「すでに解決済み」だと思います。

僕は、個別の相談にバタバタ対応している状態を「モグラ叩き」と呼んでいます。
これは危険です。
相談に応えることで忙しくなると妙な充実感を感じるからです。
それがルーティン化すると組織力は低下するからです。

さてモグラ叩きが起きている組織と、電話が鳴らない社長の組織、それぞれで何が起きているのでしょうか?

まずはモグラ叩きが起きている組織から。
何か問題が起きた時や分からないことがあった時に、当事者は仲間に相談をしているはずです。
しかし、仲間は、それに応えるのは自分の仕事ではないと考えているので真剣に相談に乗ろうとはしません。
そこで上司の電話を鳴らすわけです。

こんなケースもあります。
熱心な仲間が良いアドバイスをしてくれた場合ですが、それを受けて「やる」と決断できないケースも多いと考えています。
「上司のお墨付き」がないと行動に移せないのです。
だから電話を鳴らすわけです。

ところが上司は、その現場を見ていないので正しいアドバイスができません。

やはり、自分たちで判断し意思決定する組織にしたいところです。

自分たちで事を解決するチームは、成長が加速度的に速くなる

次に、電話が鳴らない社長の組織で起きていることを挙げたいと思います。
こういう組織では、組織内で起きた問題を、みんなが自分事と捉えます。
その理由は、取りも直さず「組織で結果を出す」という意識を持っているからです。
自分が出来たとしても、出来ない仲間がいた場合、組織としてのパフォーマンスが下がることを知っています。

そして、結果的に自分も損をすることを理解しているのです。

指示ゼロ経営では「1人も見捨てない」というパターン・ランゲージを使いますが、この言葉がチームの共通言語になっている組織は「他人事」がなくなります。
そして組織として高いスループットを生みます。

困っている人は、躊躇なく仲間に相談します。
仲間は自分事として、それに対応します。
あるいは、助けを求める前に「何か手伝おうか?」と声を掛ける場面も多いでしょう。

そして策を考えて果敢に行動に移します。
上司には相談しません。
相談しない理由は、「自分たち考え判断し、行動し、その変化、結果を自分たちでチェックし、次に活かす」という文化があるからです。

失敗の可能性もありますが、これも自分たちで決めたことの結果ですので、そこから学びを得て次に活かすことが組織の成長に必要だということを理解しているのです。

上司も失敗を糧に成長してくれるという信頼があるので、デンと任せることができるわけです。

こうした組織は時間とともに加速度的に成長していきます。

もう1つの特徴として、上司に対する事後報告の質が変わります。
上司を報告の相手ではなく「自慢の相手」にするのです。

自分たちで決め行動した手柄を上司に自慢するわけです。
僕が指示ゼロ経営をやってきて、最も嬉しい時間です。

色々と評価する必要はありません。
心から嬉しい気持ち、感謝の気持ちを伝えるだけで良いと思います。

だから、電話が鳴らない社長はこんな言葉が多くなります。

「は〜!」「ひ〜!」「ふ〜!」「へ〜!」「ほ〜!」

全部、感嘆の表現です。

これを聞いた部下は、さらなる自信を身につけ、成長の加速度合いが速くなるという好循環に入ります。

電話が鳴らない社長、目指してみてはいかがでしょうか?

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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