チームワークが悪い会社は、大いなる繁栄の可能性を秘めている

チームワーク(共創)は手段であって目的ではない、そう思います。
よく「チームワークが良くないんですが…」という質問を受けますが、僕は「それで何か困っていますか?」とお聞きします。
チームワークが悪いことで納期が遅れたり利益が減ったりしていたら、それは改善が必要です。
でも、特に問題が起きていないなら、それで良いと思います。
というか、さらなる発展を期待できると考えるのです。

チームワークが悪いと発展の可能性がある…今日は、その不思議を考えたいと思います。

僕は、共創を4つの窓で考えています。

縦軸:仕事の難易度(1人ではできない)
横軸は:目標の実現をみんなが望んでいるか?

共創は、「1人では達成できない、みんなが実現を望む目標」があると起こります。
右上の領域ね。
三人寄れば文殊の知恵が出るし、実行段階ではみんなが自分の得意を活かし合い、自律的に行動します。
まさに、指示ゼロ経営の領域です。

チームワークが悪い原因は、もしかしたら、共創しなくても達成できてしまうくらいの事に取り組んでいる可能性があります。
同時に、それで問題がなければOKと考えるわけです。

次は、左上を見てみましょう。
ここは「難易度が高く、みんなが望んでいない」領域です。
多くの場合、社長が勝手に「目標、年商◯◯億円だ!」と叫んでいる場合に起こります。
難しい、しかもやりたくない…そんなケースでは、できるだけ楽をしたい、責任を負いたくないと考えるが合理的ですので、押し付け合いが起こります。
この領域で仕事をしている会社では、社長は「挑戦意欲が低い」「みんな他人事だ」という悩みを抱えます。

次に左下です。
この領域は、単純作業が多いと思います。
お金のために我慢してやっている、そんな気持ちで毎日を送っているスタッフが多いと思います。
例えば、新聞配達の業務がそうです。
仕事自体は単調で面白みがありませんが、基本的に健康な方なら誰でもできます。
この場合、「難易度が高く、みんなが望む目標」ができると、一気に右上の共創の領域に移る可能性があります。
後でご紹介します。

次に、右下です。
ここは難易度が低く、みんなが望んでいる領域です。
このポジションにいる企業は、きっと成長期に身を置いていると思います。
個々人に割り当てられたタスクを積み重ねれば結果が出ます。

「頑張れば報われる」

例えば、今から30年前の新聞業界がこの領域でした。
成長期にあったので、あれこれ考えずに1軒でも多く飛び込み営業をすれば結果が出ました。
この状態で結果が出ているのであれば、共創なんて小難しいことは考えない方が良いと思います。
ただ、いずれ成熟し知恵の経営が求められる時が来ることを想定して、その時のための準備は必要だと思います。

さて、冒頭の、共創ができていない、でも結果は出ているという状態にある会社が、さらなる発展を遂げる可能性があるという話です。
これは右下と左下の状態にある会社です。

右下は、今はこの状態で突っ走り、成熟期を迎える時におのずと知恵の経営が必要だという課題に直面します。
社員さんの力を借り、新たな「みんなが望むビジョン」を設定できれば共創が起き、ビジネスが変容する可能性があります。

左下は、先程書いたように「難易度が高く、みんなが望む目標」が共有されると、現場のクオリティが上がる可能性があります。
例えば、新聞配達の現場で、「日本一、休み(有給休暇)を取れる、そして日本一ミスの少ない現場にしよう」といった、みんなが実現を望む目標ができると良いわけです。

左上(難易度が高く、みんなが望んでいない)の場合、社員さんとの対話が必要だと考えます。

そういう意味でチームワークが悪いと、さらなる繁栄の可能性を秘めている、前向きに考えることができると思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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