社員全員が賛同する組織は危険である。反対する社員の存在意義とは?

リーダーが気にすることの1つに「温度差」があると思います。
先日、東京で行った出版記念講演でも、この手の質問をいただきました。
「指示ゼロ経営では全員が巻き込まれるか?」という内容でした。

結論から言いますと、全員が巻き込まれることはありません。
それは未完成というわけじゃなく、全員が巻き込まていない状態が完成形だと考えています。

どういうことか?

今日は、全員が巻き込まれない真の「全員経営」について書きますね。

全員が巻き込まれた「フリ」をすることはあります。
異論を唱えると粛清されるような、独裁者が仕切る組織では全員が巻きこまれたフリをします。
しかし、歴史が証明するように独裁国家では亡命をする人が出ます。
会社も同じで、フリに耐えられなくなった社員は静かに辞めていきます。

そんな組織が破綻するのは時間の問題ですよね。
クーデターが起きた方がマシだと思います。

これが何を意味するのかと言えば、異論を唱える人材を活用できなかったことを意味します。
彼らは会社を良くするための、とても重要な役割を持った存在だということ。

経験則から言えば、全体の2割ほどは巻き込まれずに異論を唱えるか、傍観者になります。

彼らは、集団が極性化を起こし滅亡するのを防ぐ役割を担っているのだと考えられています。

毒キノコを食べるムーブメントが起きた時に、巻き込まれない存在は非常に重要ですよね(笑)

そういう役割を持った人材がいて、初めて「全員経営」だと考えます。
巻き込まれない人がいて全員経営です。

その重要な存在が活用されない原因は、彼らを「お荷物」と認識しているからだと思います。

お荷物として扱われれば、彼らだって建設的な批判はしません。
解決案のない批判ばかりします。

とは言っても、リーダーだって聖人君子じゃないのだから、心から歓迎することは出来ないと思います。
でも、集団の維持のためには必要な存在という認識を持つだけで、少し、冷静になれます。

必要な存在ということは味方であるということ。
批判に対し、「ではどうすれば良いか?」と問えば、味方は建設的な意見を言ってくれます。

全員が巻き込まれている集団は危険です。
リーダーは、巻き込まれない社員の存在をどう捉えるか、リーダーとしての度量が試されると思うのです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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