人材育成に成功している会社は、人材育成の目標が飛び抜けている

物事は、常に「Why」…何のために、を考えることが大切だと思います。
人材育成も同じだと思います。

何のためにお金をかけて社員さんを教育するのか?

「そりゃ、会社の業績を良くするためだろ!」…これが普通の経営者の本音だと思いますが、中にはまったく違った視点を持っている社長がいます。
そして彼ら彼女らは、ずば抜けて成果を挙げています。

今日は、2人の社長の事例を挙げ、人材育成のWhyを考えたいと思います。

自分の富や幸せに繋がることであれば主体的に学ぶ

僕は、人材育成の目標をこう考えています。

「もし、ウチが倒産しても、色んな会社からスカウトされる人材を育てる」

そうする事により、結果的に潰れない会社になると思うのです。
そして、社員さんを主体にした育成目標を設定することで「自分事」と捉えるからです。
これが大きい。

人材育成に関しては、他人ができることは情報提供だけだと考えています。
僕のような講師業だって、より効果的な学習を考えたとしても、本人に意欲がなければ学びは浅くなります。
学ぶかどうかは本人次第です。

「馬を水飲み場まで連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」という諺がありますが、本当にその通りだと思います。

では、人はどうすれば学ぶことを自分事にしてくれるのでしょうか?
シンプルです。
自分の富や幸せに繋がること、自分で意義を認められることであれば学びます。

だから、「もしウチが倒産しても…」という発想になったのです。

また、学ぶことで成果を上げ会社が儲かり、その結果、ちゃんと社員さんの賃金が増える仕組みも欠かせません。
この仕組は、やがて「これだけの年収が欲しいから、利益(売上総利益)をこれだけ増やす」という発想に昇華します。
会社からもらう→自分の手で稼ぎをつくり出すという昇華です。
(この賃金の仕組に関心がある方はコチラの研修を参考にして下さい)

育成に成功している社長の視点は「社員主体」なのです。

社員主体の育成哲学で成果を上げている2人の社長

僕の書籍「リーダーが『何もしない』とうまくいく。指示ゼロ経営」の事例でご紹介した、岩手県一関市の京屋染物店の蜂谷悠介社長が、この視点をお持ちです。

3月に一関市で出版記念講演を行い、蜂谷社長を対談ゲストにお招きしました。
そこで、当たり前のように「人材育成は、ウチが潰れても、引く手数多の社員を育成すること」と言っていました。
あまりにアッサリと言うので、僕が補足を入れたくらいです(笑)

先週、北海道で行った講演に参加された67歳の経営者も同じ様な視点を持っています。
その方に関しては、こちらの記事も参考にして下さい。

「取締役の数を4倍に増やしてイノベーションに成功した会社」

その方は資格取得などの研修を社員さんにどんどん勧めるそうです。
社員さんにはこう言います。

「どんどん受講しなよ。色んな会社から引っ張りだこになるから」

「こんなことを言って辞められたら?」…そんな心配はないかとお聞きしたら、こう言いました。

「こんな良い会社を辞める人はいない。もし辞める人が出たとしても、その方が組織のレベルUPになる」

もし辞める人が出たとしても組織全体のレベルが上がるというのは、僕も経験しています。
よく「組織は2:6:2」だと言いますよね。
デキる人2割、普通が2割、デキない人2割の構成になるという経験則です。

デキない2割を辞めさせても、残った社員からデキない2割が現れる、そうすると全体のレベルは下がることになります。

逆に、デキる2割がキャリアップで退職すると、法則は組織の底上げに作用します。
※ただし、これは集団内に学び合う風土がある場合に限定されると思いますが…

科学的な根拠のない経験則ですが、多くの経営者が実感していることです。

自分の成長が自分の幸福に繋がる、そんな認識と仕組みを持つことで、今いる社員さんが大きく成長すると考えています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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