「それをしない自分は自分ではない」…そんなことを仕事にする

先日、面白いトークイベントにゲストで参加しました。
僕は1月に「リーダーが『何もしないと』うまくいく」を出版させていただきました。
同じ時期に、同じ様な本が出版されました。

武井浩三さんの「管理なしで組織を育てる
倉貫義人さんの「管理ゼロで成果はあがる

指示ゼロ
管理ゼロ
管理なし

仕組んだわけじゃないけど、偶然(必然?)同じような本が出て、面白いから3人でトークイベントをやろうとなったのです。

対談の中で、3人に共通する、とても重大なことを発見しましたので、今日の記事でシェアしたいと思います。

儲かるという理由だけで飛びつくとロクなことにならない

よく「何事もWhyが大切だ」と言います。「なぜ、それをやるか?」…理由です。
僕は、理由がよく分からなくても、始めることも大切だと思っていますが、それは1人なら良いけど組織的に取り組む場合は潜在意識下にあるものを意識上に上げることが大切だと思っています。

トークイベントの3人に共通することは、特に自律型組織を創ろうと思ってつくったわけではないということです。

自律型組織に「なった」のです。
自律型組織を目指したわけじゃない、気付いたら「そうなっていた」という感じです。

昨年、F.ラルーの「ティール組織」が出版され、今、自律型組織に関する関心が高まっています。
そうすると、それを(What)どのように(How)導入するかに意識が行きますが、実は、一番大切なことは「なぜ(Why)」なのです。

「なぜと問われれば、それは儲かるから」…これが企業の本音だと思います。
特に、ティール組織の存在が世に認められると、多数派が関心を持ちます。
多数派の関心事は合理的な理由であることが多い。

しかし、3人とも、あまり合理的な理由で始めたわけではなかったのです。

3人に共通することは「そもそも管理が嫌い」という理由でした。
みなさん、管理するのもされるのも苦手です。

経営の合理性ではなく、生き方なのです。

ここが最大のポイントです。
これは自律型組織の導入に限った話ではありません。

僕は商売を始めた頃から、先輩に「儲かるという理由だけで飛びつくとロクなことにならない」と言わてきました。

今では、その理由が分かります。
ちょっと辛い時に諦めてしまうからです。

やめてしまえるヤツは、やめても生きていける

先輩にアドバイスを受けたのに、僕は儲かりそうだという理由だけで新規事業を立ち上げたことがあります。
信州の名産品の通販です。

わずか1年ほどでやめてしまいました。
建前上は「儲からなかったからやめた」という理由ですが、本当の理由はそうではありません。

「やめてしまえる程度のことをしていた」

意味は伝わっていますでしょうか?

僕は信州の名産品に関する愛着があるわけではありません。
郷土愛が強いわけでもない。
通販という業態への愛着もない。

もし、こうした愛着があれば、おそらく諦めずに粘ったと思います。

僕が指示ゼロ経営のブログを書き始めたのは2011年4月ですが、4年間は仕事の依頼はゼロでした。
でも、続けられた。

それは指示ゼロ経営を伝えることをしない自分は、自分ではないからです。

アメリカの俳優、エド・ハリスがテレビ番組で若者たちと対談した時に、下積み生活が長かったことについて「辛くてやめてしまおうと思ったことはなかったのですか?」という質問を受けました。

その回答が面白い。

「俳優をやめてしまえるヤツは、やめても生きていけるんだよ」

つまり、彼は俳優をやめたら、それまでよりも食うことは出来たかもしれない。
でも、それは生きていることにならない。

会社が大きく変わるような決断…新規事業の立ち上げや風土の改革などをする時は、そこに損得勘定を超えた想いが必要だと思うのです。

困難に打ち勝つエネルギーになるから。

それでは今日も素敵な1日を!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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